episode319 No side ページ20
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ジーク「……」
＿＿グリシャ「そんなのは今は関係ないｯ！！
私の家は破壊された壁のすぐ側にあり、そこで妻と息子と娘と暮らしている！！
この壁に住む人々は誰も…A・フリッツのことを知らない！！犯した罪など知らない！！
あなたが壁の民の記憶を奪ったからｯ！！
ただ理由も分からず巨人に食われることが贖罪だと言うのか！？」
＿＿フリーダ「………いいえ。
我々がいくら反省したところで、A・フリッツや我々エルディア人が奪った人々の命を戻すことはできません
しかし、我々が壁の外の人類の命を奪うことを防ぐことは出来る。
我々がただ何も知らずに世界の怒りを受け入れれば死ぬのは我々エルディア人だけで済むのです。
それはエルディア人を家族と慕う彼女の罰にもなる」
グリシャは絶句した。
そして恐る恐る…その目を誰もいないはずの右後方へ向けた。
ジーク「…エレン？」
エレン「……」
そこにはフリーダを鬼の形相で睨みつけるエレンの姿があった。
＿＿フリーダ「私を説得しようなど無駄なことです。そして私から始祖の巨人を奪ったとしても、あなたでは…」
＿＿グリシャ「分かっている。私が始祖の力を使えないことは…」
ジーク「…？！」
＿＿フリーダ「…え？」
＿＿グリシャ「9つの巨人にはそれぞれの特性がある…私に宿る、進撃の巨人にも…」
＿＿フリーダ「……」
＿＿グリシャ「予てより進撃の巨人の継承者はただ1人を除いて、何者にも従うことはなかった。
私にはその理由がわかる…
たった1人で大勢の命や罪を背負わされる彼女を理解し、守り…
そして王の独善に抗うため
そう…この時のために、みんながこの記憶に導かれた…
進撃の巨人は未来の継承者の記憶をも覗き見ることが出来る。
つまり、未来を知ることが可能なのだ…！」
ジーク「未来、だと…どういうことだ…？」
＿＿フリーダ「進撃の巨人の特性…？そんな話は…」
＿＿グリシャ「あなたがそれをご存知ないことも知っている、不戦の契りで始祖の力を完全に扱えないのは、王家といえどあなたも同じ。
私はここで、始祖を食らい王家の血をここで絶やす…ｯ
そういう未来だと決まっている…！！！」
グリシャはナイフを握る手に力を込めて、振り上げ
危険を予期したフリーダらレイス一家は、後ずさった。
カランッ………
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猫まる(プロフ) - lokilokiさん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月26日 18時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 龍亜さん» ありがとうございます！！完結までどうぞよろしくお願いします！頑張りますね！ (12月26日 18時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 今回のお話もとっても面白かったです(*≧∀≦*)次の更新も楽しみにしています。 (12月25日 9時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月19日 10時
