episode316 No side ページ17
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エレン「これは…父さんの記憶…」
ジーク「…いかにも幸せそうじゃないか。
仲間や“以前”の家族を地獄に突き落として生きながらえているにしては」
エレン「一体なんで俺たちは父さんの記憶を見ている…」
ジーク「さあな…だがAちゃんの行動には意味がある。なにかに気づかせようとしているみたいだし…
それに、これはお前をあの父親から救ういいチャンスだ。
いかにグリシャ・イェーガーが息子を洗脳し、お前に民族主義を植え付けたのか、分かるまで見ようじゃないか。エレン」
エレンとジークはグリシャの記憶の中を進んだ。
グリシャは壁の中で家族を作り、そこで生まれたエレンを愛した。
父親としての愛情をエレンに注ぎ、今までと違い自由を尊重していた。
ジークの目に、その姿は異様に感じさせた。
かつてのグリシャは、自分に対してエルディア物件派の思想を強要し、自分のことを復 讐の道具としか見ていなかった。
エレンもグリシャに洗脳されているに違いない…
グリシャ「見ろ、エレン。これが奴の正体だ…
医者の肩書きを利用して壁の権力者に擦り寄り始めたぞ。
壁の王を追求し始祖の巨人とA・フリッツを奪うためだ。
当然しくじれば妻も息子もタダじゃ済まない。
だがその危険を犯し続ける…なぜだか分かるか？」
エレン「このクソ親父はエルディア復権のためなら妻子をクソだめに捨てるようなクソ野郎だからだ。幻滅した
俺は間違っていた、生まれるべきじゃなかった。洗脳が解けたよ」
ジーク「……。
時間は無限にある、焦らなくていい」
そして、エレンはある記憶に目を見開いた。
エレン「まさか…こんなに早く突き止めていたなんて」
ジーク「ここはなんだ？」
エレン「壁の王の根城だ」
グリシャはレイス家領地内の礼拝堂にたどり着いていた…
彼が始祖の巨人を奪う数年前の出来事だった。
ジーク「そんなはずは無い…グリシャが始祖を奪ったのは壁が破壊された日のはず。まだ何年も先だ…」
エレン「……」
グリシャは地下礼拝堂へ繋がる扉を悲しげに見つめていた…
彼の脳裏によぎるのはこの壁の中の家族のこと…
そして…失ってしまった家族の事だった。
ジーク「なるほど…2人目のむすこは愛されていたらしい。
復権派の使命を中断するくらいに…」
グリシャは家に帰ると、息子を力強く抱きしめていた。
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猫まる(プロフ) - lokilokiさん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月26日 18時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 龍亜さん» ありがとうございます！！完結までどうぞよろしくお願いします！頑張りますね！ (12月26日 18時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 今回のお話もとっても面白かったです(*≧∀≦*)次の更新も楽しみにしています。 (12月25日 9時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月19日 10時
