episode301 No side ページ2
No side
エレン《……》
貴「まさかマーレからこんなに早く攻めてくるとは思わなかったわね、エレン」
Aは巨人化したエレンの肩に乗り、現れた飛行船から降りてくるマーレ兵達に目を向けた。
顎は捕虜だったガビを連れて、建物を伝い離れていった。
エレン《奴らの持つ情報だけじゃ、こんな危ない奇襲は仕掛けて来ないだろう》
貴「…じゃあ、コッチの地形やらなんやらを知っている“誰か”があの飛行船の中にいるのね」
エレンは項から顔を出して、Aと話した。
イェレナ「エレン！A様！戦闘をさけ、室内に身を隠し、戦鎚の力で力から逃げるのです！このまま戦ってもいくらなんでも分が悪い！」
貴「…どうする？エレン」
エレン《関係ない、行くぞ》
貴「ふふっ」
イェレナ「！？！」
エレンは巨人の中へと戻り、イェレナの言葉を無視して前へと前進した。
2人にはその“誰か”がはっきりとわかっているようだった。
イェレナは兵を総動員し、2人を守るよう全兵に叫んだ。
貴「…来るわよ、エレン…鎧の巨人が」
エレン《……》
イェレナには決して理解できないであろう、2人の頭の中。
かつての仲間との戦いがそこにあった。
エレン《(来いよ、ライナー)》
貴「ここは任せるわよ、エレン。私は他を相手にするわ」
エレン《………》
Aはエレンの肩から飛び降りると、マーレ兵が潜む街の中へおりたった。
ライナー「エレン、A」
ﾄﾞｫｫｫｵｵｵｵﾝｯ＿＿！！
ライナー「決着をつけるぞ、エレン」
エレン《うぉおおおお！！！！》
上空から現れた鎧の巨人目掛けて、エレンは走り出す。
互いの拳がぶつかり合い、強い衝撃波が走った。
鎧と始祖の戦いは両者1歩も引かないものであった。
顎も参戦したことで、エレンはついに戦鎚の力で地面から尖った氷柱を創り出し、鎧と顎を寄せ付けなかった。
パラディ島勢力の兵士たちは雷槍を構え、立体機動で鎧と顎へと近づくも、
そこを潜んでいたマーレ兵士たちに撃たれ、儚く散っていった。
貴「全く邪魔なのよね」ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ＿
Aは自身の手に剣を創り出し、銃を構えるマーレの兵士たちの中へと飛び込んだ
彼女の白銀の髪は、少しずつ
また少しずつ紅く…染まっていくのだった。
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猫まる(プロフ) - lokilokiさん» ありがとうございます！！嬉しいです！ (12月26日 18時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 龍亜さん» ありがとうございます！！完結までどうぞよろしくお願いします！頑張りますね！ (12月26日 18時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (12月25日 23時) (レス) id: 7de4ffbd52 (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 今回のお話もとっても面白かったです(*≧∀≦*)次の更新も楽しみにしています。 (12月25日 9時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月19日 10時
