episode183 ページ34
Aside
私はヒストリアから手に入れた情報について聞かされた。
そしてヒストリアは私に向かって
“もう苦しまなくていい”と、そう言った。
人はみんな…何かしらを崇めて、何かしらを罵って生きていく
私はそれを知っていた。
それなのに、ヒストリアから出てきた言葉は
ヒストリア「聞いてA。
私たちはあなたを“神”とも“悪魔”だとも思わない
あなたは唯一壁の王に立ち向かった、私たちの仲間
あなたはもう、苦しまなくていい」
私は目を見開いた。
そんな考えの人がいるなんて…思ってもいなかった…
貴「ふふふふっ」
私は思わず声を出して笑った。
貴「A・フリッツ…その名前で呼ばれたのは100年かしらね」
ヒストリア「あなたは“神”でも“悪魔”でもない、私たちと同じ人間だよ。
何年、生きようがそれは変わらない真実。
世界があなたを“悪魔”だなんて呼んでも、私たちはあなたのした行いを知ってる。
あなたが自分を犠牲にして権威に立ち向かっていたことを知ってる。
あの日だって＿＿
あなたは私を守ってくれたから」
ヒストリアは牢の扉を開けて、私に手を伸ばした。
あの日……きっとそれはロッド・レイスの地下室での一連のことだろう。
ヒストリアは今、この壁の現女王として…私の前にいる。
ヒストリア「きっと外の世界の人達からの攻撃は私たち壁内人類が滅ぶまで終わらない。
私はこの終わりのない戦いを私たちで終わらせたいの
そのためには、あなたに側にいて欲しい」
かの王は望んでいた…
この壁の中で死滅することを。
私はその時望んでいた…
私の子孫であるエルディア人全てが幸せに生きることを。
ヒストリアは、その時私が望んでいたものを叶えようとしている。
私は微笑んで、ヒストリアの手を握った。
ヒストリア「A、これからもよろしくね」
貴「ええ、もちろん」
……
…この一瞬なんてどうでもいい
今は笑顔をつくろって協力してあげていればいい。
あなたたちは、ただ歴史を知っただけ…
私はとっくに苦しみから解放されてる。
昔の望みなんてもう叶わなくなってどうでもいいのよ。
だから私は“あの運命”を望んだ。
そして動き出した…今、もう手に届きそうなくらいなところまで来てる。
もううんざりなのよ…
この世界には。
だから私は“終わり”を望む。
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» いやむしろウェルカムですよ？！？！リヴァイと夢主の会話はもう私も大好きなんですよ！！だか、むちゃ嬉しいです！！ (12月5日 5時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - またまたコメント失礼します😭何度もコメントしててうざったらしいと思いますが本当に1話1話()感想書きたいぐらい大好きなんですっ！！！(？)兵長との会話とかもう好き過ぎてリピートしまくってます！！何度も読みたいって思える作品です！！本当に応援してますね！！ (12月4日 7時) (レス) id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» そんなそんな！ありがとうございます！！頑張りますっ！ (12月2日 5時) (レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - 一気更新とっても嬉しいです！！物語での夢主ちゃん出すタイミングとか神過ぎませんか？？？！この先気になり過ぎて本当に楽しみです！！これからも応援してます！！ (12月1日 20時) (レス) @page26 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年12月1日 10時
