episode148 ページ49
Aside
ウォールマリア奪還作戦まであと少し…
今日は前夜祭ってことでみんなが騒いでいるらしい。
私の同期たちはお肉を取り合ったり、エレンとジャンが取っ組み合いしたりすごく賑やかだったらしい。
貴「あなたはみんなと騒がなくていいのかしら？リヴァイ」
リヴァイ「構わねえよ。それにアイツらには寝るよう言ってきた」
貴「雰囲気ぶち壊しね、きっと」
リヴァイ「それは無いだろう」
貴「ふふっ」
リヴァイ「……」
リヴァイがエレンとジャンを一撃で沈めて、前夜祭は終わったらしい。
牢に来たリヴァイはいつもより少し寂しそうな顔をして
私を抱きしめるその腕は、いつもより力が籠っていた気がした。
貴「……あなたなら大丈夫よ」
リヴァイ「ああ」
貴「………」
リヴァイ「…エルヴィンから例の注射器を託された。
正直俺にそれを任せていいのか、と疑問に思う…もしそれを使う時が来たとして…俺に判断が下せると思うか？」
貴「……」
リヴァイ「片腕を失った奴は、ここでじっと待ってろ言っても聞かねえんだ。地下室に行くって駄々こねやがって…」
貴「ふふっ、それはそれでエルヴィン団長らしいわね」
リヴァイ「…あぁ…」
リヴァイは不安になっているのだと悟った。
私はリヴァイの頭にそっと手を触れて包み込む。
そして、心の中でそっと祈った…あなたが無事でありますように。
リヴァイ「………」
貴「リヴァイはエルヴィン団長が大好きね」
リヴァイ「いや、俺はただ奴の身を案じているだけだ」
貴「あなたなら大丈夫。エルヴィン団長はあなたを信じてその注射器を託したのだから…だから、大丈夫」
リヴァイ「…そうだな」
貴「まだ浮かない顔ね」
リヴァイ「 アイツらがこんな話をしていた…
商人が一生かけて取りつくせ無いほどの巨大な塩の湖…壁の外にあるその海って奴を見に行こう、ってな…」
貴「アイツら…アルミンとエレンとミカサね。海か…それがどうしたの？」
リヴァイ「俺にはそんなことはどうでもいい。
だが、あるかも分からねえ未来に夢を持つアイツらを見ると…」
貴「みんな夢を見る…夢を見てないと生きて前に進めなくなってしまうから。
リヴァイ、あなたにもあるでしょ？
あなたの夢が」
リヴァイ「夢か…」
貴「そう…私にも夢はある。
たとえば、あなたと夫婦になるとか、ね？」
リヴァイ「…は…？」
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
