episode145 アルミンside ページ46
アルミンside
ハンジ「A、我々がもし地下室へたどり着き真実を手に入れたとしよう…
それでも君のいう“契り”というものは切れないのかい？」
貴「さあ…どうでしょうか。私には何も言えません」
ハンジ「そっか…そうだよね。
リヴァイとはどんな話してたの？」
貴「私の昔話ですよ。その事であればいつでも話しましょう」
ハンジ「ほんと！すごい聞きたい！」
リヴァイ「ダメだ」
ハンジ「出たよ〜またリヴァイにガードされてる」
貴「ふふっ」
リヴァイ「話の続きは、ウォールマリア奪還を成功させてからだA」
ハンジ「そうだね。何としても勝って、帰ってこよう」
貴「………」
Aはどこか切なげな目でハンジさんとリヴァイ兵士がいがみ合ってるのを見ていた。
ただの壁外調査とは訳が違う…巨人が多くいる可能性の高い場所へ僕は向かおうとしているし
その半数がまだ経験のない兵士だ。
Aは…リヴァイ兵長を気にかけているんだ…
リヴァイ兵長の話をしている時のAは、いつもの何倍も嬉しそうに話してくれてた。
リヴァイ兵長は強い…でも兵長も人間だ
人間は必ず死ぬ時が来る。
アルミン「A…」
貴「んー？」
アルミン「必ずみんなで生きて帰ってくるよ。リヴァイ兵長も」
貴「ふふっ…私を慰めようとしてくれてるの？」
アルミン「あ！いや…」
貴「ありがとうアルミン…もちろん生きてて欲しいけど…
そこまでなら仕方が無いことよ」
仕方が無い、か。
Aはまるで自分にその言葉を言い聞かせているようだった。
この戦いが終わって、地下室へ行って巨人の謎に迫ることが出来た時…君と少しは対等になれるのだろうか？
君に希望を与えるような事が僕たちにできるのかな…
貴「と言っても…やっぱり死んだら悲しいかも」
アルミン「……」
貴「もしリヴァイが死んでしまって…きっと私はこの先の人生が続いてしまった時本当に何も感じなくなってしまうと思う」
アルミン「大事な人を失うのは辛いよ」
貴「ええ…だから願うなら彼にずっと生きていて欲しい。
ずっと私の名前を呼んで欲しい…彼の隣に居たいと思うわ…」
アルミン「…うん」
貴「あなた達のこともね」
アルミン「え？」
貴「…作戦の成功を祈ってるわ、アルミン」
アルミン「うん。ありがとう、A」
episode146 ライナーside→←episode144
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
