episode142 ページ43
・
リヴァイ「お前の父親はお前を外にもろくに出してくれねえのか」
貴「過保護なのよ、ほら私って綺麗だから」
リヴァイ「…分からねえことも無いな」
貴「ふふっ…それでね、彼女とまた会えて
私は初めて妹たちに触れられたの。それ以降はしばらく会えなかった
ある時、父から呼び出されて向かった先で私はまた彼女と顔を合わせた
…でもその日…事件が起きたの… 」
リヴァイ「事件か…」
貴「……父を狙った人物が…父に向かって長い槍を投げつけたの」
リヴァイ「……」
貴「……父はとても優しくて、偉大な人なの。
何より私を愛していた…だから、閉じ込められていたとしも私は父を恨めない。
だって父は私を他の男の人から守りたかったんだと思うの。
すれ違う人はみんな私を見るのよ、美しいって…ふふっ
父は時々夜に私のところに来て、死んでしまった母の話をまた愛おしそうに話すの。
私にとっては特別な時間だった。
そんなことを考えて居たら、また私は飛び出していた…
父を守りたくて咄嗟に飛び出したの。
そして胸にまた痛みが走って、目を開けた時私は目を疑った。
飛び出したのは私だけじゃなくて、…彼女も同じだった
私たち2人は槍に胸を貫かれたの。
それでお互いの手を握って…そのまま死んだ」
リヴァイ「…痛かったか」
貴「……えぇ、とても…」
リヴァイが槍が突き刺さっていた私の胸に手を当てた。
あの時は…とても痛かった。
槍の痛みよりも…彼女が死んでしまうことがとても心が痛くて、苦しかった。
リヴァイ「そうか…その父親の再婚者とお前は同じ行動しちまうくらい、仲が良かったんだな」
貴「ふふっ…まあね。彼女もとても優しいの、思いやりのある素敵な子…彼女が笑ってくれるならどんな事もしてあげたくなっちゃうかも」
リヴァイ「お前は昔っからお人好しのようだな」
貴「そう？」
リヴァイ「あぁ。もっと自分の体を大事にしろ、今は痛みがねえからってハンジに何度も腕を切らせるな」
貴「ふふっ…そうかもね。
それから気がついたら、私はまた生き返ってた。
何も分からないまま知らない場所で生活して、また死んで…、
生き返って、死んで …
それで、1つ前の時あなたと出会った。
もううんざりしてたのに、あなたが世界を変えてくれた」
リヴァイ「あぁ……俺もお前と出会って世界が変わっちまった」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 64人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
