episode136 アルミンside ページ37
アルミンside
アルミン「君に協力したいんだ、A」
貴「………」
アルミン「僕達は君に何度も助けられた…
君は馬の扱いも上手いし、立体機動装置だって誰より詳しいし、扱い慣れてる。
いつも冷静で判断力もある。…頭がいいし、何より知識がある。
僕達は君の動かした“運命”の一部だ
そうだろう？
今度は僕達がきみの力になる番なんじゃないかって思うんだ」
Aの瞳は揺れていた。
…君はきっと迷ってる…
“運命”のためなら何でもする、なら…こんな所に2ヶ月ずっと居るはずない。
何かを待っているか、まだ条件が揃っていないから動けない
このままAに地下に居てもらうのは良くない。
今まで通りしてもらって、少しずつ話を聞くしかない。
Aはティーカップをずっと眺めていた。
兵長から貰ったものらしい。
Aは今…考えてるはずだ
待つのか、僕たちと一緒に行動するのか。
何かあとひとつ…後押しできれば……
アルミン「そのティーカップは…確か兵長もいつも使ってるよね？」
貴「…………これは…リヴァイと2人で手に入れた。
いつか2人で地下街から出れたら、このティーカップでリヴァイのいれた紅茶を飲もうって話していたの。
リヴァイったら私が死んだあともずっとこれを持ってた。
棚の中にしまってたの…私が生き返ってるなんて知らないはずなのに
馬鹿げてる……」
ジャン「……それは兵長がお前を」
アルミン「待ってジャン…」
ジャン「なんだよアルミン」
アルミン「このまま話を聞こう…多分今、Aは…」
Aは涙を流した。
感情が溢れ出してる…
この前の戦いからAはずっと迷ってる…
きっと人類を滅ぼそうにも、手離したくない誰かがいるから。
貴「………2000年生きて、色んな人達を見てきた。
それでこの100年…私は自由を奪われて閉じ込められた。
もう辞めようとしてた…人と関わることも全部。
私は必ず死ぬ…そして、生き返る。
私はどんな仲良くなっても生き返ったらその人とは関われない。
だって普通の人間じゃ理解できない…それに王政は私をずっと殺そうとしてたから。
誰にも話せなかった。
私はありえない存在…次生き返ったらもう誰とも関わらず静かに次の死を待とうと思ってた。
でも…また生き返った時思っちゃったの
リヴァイに会いたいって」
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
