episode120 ページ21
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オルブド区壁上からロッド・レイスに向かって無数の大砲が向けられた。
地上の大砲も使っているが、全く意味はなさそう。
巨人のうじゃうじゃいる南側と真反対の北側のだからか
兵士たちも使えなさそうな人たちばっかり。
実戦経験のない年数だけ無駄に持ってる人達。
貴「本当に寄せ集めって感じですね」
ハンジ「おーいエルヴィン！！持ってきたよ！
大量の火薬とロープ！これから組み立てなきゃだけど
それとこれ！火薬と立体機動装置を合体させたようなやつ！」
貴「凄いですね、ハンジさん」
ハンジ「そうだろう？！それで、どうなんだい？砲撃は」
リヴァイ「セミの小便よりは効いてるだろ」
ハンジ「じゃあコレ本当に使うんだ…」
貴「上手くいくといいですね」
リヴァイ「Aお前は何も手を出すなよ」
貴「はいはい」
エルヴィン「不服だろうが我慢してくれ」
貴「不服も何も…ロッド・レイスを殺していただけるなら
何も言うことはありませんよ。私の出番はここにいるみんなが奴を仕留め損なった時になりますね」
楽しく会話はしているものの、何せ私に対してみんな今疑心暗鬼
何をするか分からない私に手を出されては困るようで。
私は大人しく壁に座ってロッド・レイスを眺めていた。
“人類の敵”……別に間違ってないのよね
みんながロッド・レイスの話をどうにか受け取るか分から無いけど
どの話も間違いでは無いもの。
エレン「A…」
貴「どうしたの？エレン、浮かない顔ね」
エレン「………」
貴「………この作戦上手くいくといいわね」
エレン「あぁ……」
貴「ふふっ…自分の存在がそんなに分からないの？」
エレン「いや…」
貴「記憶を見たんでしょう。王家の血に触れられて…
どうだったの？」
エレン「どうだった…か。最初は父さんのやった事を理解出来なかった…けど今は…よく分からない
Aはなんでも知ってるのか？」
貴「なんでもって抽象的ね…何を知りたいの？」
エレン「…全部だ」
貴「…そう、知れるといいわね」
エレン「お前なら見せられるじゃねえのかよ？！」
貴「さあ？」
エレン「なんだよ…教えてくれると思ったのにな」
バカね
力の扱いも理解もしてないあなたに教えるわけないでしょ？
それを全て、あなたが受け入れた時…
私は“完成した運命”を見れるようになる。
私は時を待つ、ただそれだけ。
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
