episode118 ページ19
Aside
オルブド区兵団支部
エルヴィン団長と私とリヴァイは、
馬車で向かっているみんなよりも先に兵団支部へ到着した。
どうにロッド・レイスの項を切るのかを話し合っていた。
口になかに飛び込んでも飲み込まれてしまえば元も子もない。
貴「あんなに大きいんじゃ皮膚がどれくらい分厚いのか分からないですね」
エルヴィン「あぁ…口の中、というのはいいがそこへ入れるほど口を開けてくれるかも問題だ。巨人は地面に顔面を擦り付けてる…口が残っているかも分からないな」
貴「内蔵とかも飛び出していたら、ハンジさんは喜びそうですね」
エルヴィン「あの大きさだと立ち上がったとしても容易に壁の高さを越えるだろうな」
貴「立体機動で口の中への侵入が難しいならば、巨人の口の位置をどうにかして壁の高さに合わせるというのが良さそうですね…方法は思いつきませんが」
リヴァイ「そんなもん、立たせなきゃいいだろ」
エルヴィン「……そうか」
貴「……はい」
リヴァイ「あ？」
貴「エルヴィン団長、巨人が壁に手を着いたその瞬間に手を切り刻み体制を崩しましょう」
エルヴィン「あぁ。だがあの熱では近づくことは不可能だ。
よって…爆破が1番好ましい」
貴「なるほど…ふふっ…ならば、口の中にも爆薬を入れてあげれば項ごといけますね」
エルヴィン「すぐに爆薬をかき集めよう」
貴「了解」
リヴァイ「………待てA、お前はこの部屋から動くな」
貴「また私がここから居なくなろうとしてると思っているの？」
リヴァイ「なんせお前は謎だらけの2000歳のおばあちゃんだからな」
貴「そのいじりは面白くないわよ」
リヴァイ「そうかエルヴィンは面白がっていたぞ」
貴「…エルヴィン団長……？」
エルヴィン「なんだ。俺はただ君たちの会話を見ていただけだ」
ここに着いてから、エルヴィン団長と話し合っている最中も
リヴァイは私の隣から離れず
私の手に残っている枷についた鎖を掴んでいた。
この手足の錠…鍵がないからそのまま鎖だけ引きちぎって外さないで居たけど…リヴァイのいいように使われてるわ。
でも鎖を掴まれてるんじゃ逃げようがないじゃない。
エルヴィン「フッ」
貴「ふふっ」
私はエルヴィン団長と顔を合わせて思わず笑ってしまった。
全然笑える状況じゃないのに、
笑える環境にいることにまた少し嬉しくなった。
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猫まる(プロフ) - うたねのどあさん» ばり嬉しです！！ばんばん更新しますねっ！ありがとうございますっ！ (12月1日 19時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
うたねのどあ(プロフ) - とても大好きな小説です！夢主の設定や夢主の性格全てが大好きで、思わず一気読みしてしまいました！！更新楽しみにお待ちしておりますね！！ (11月30日 10時) (レス) @page48 id: d12e45b1fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月25日 6時
