episode55 ページ6
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ハンジ「彼女は身分を隠して偽りの名を与えられ、隠れて生きていくよう言われていたらしい。ウォール教はその監視を任されていた」
貴「そのようですね」
ハンジ「…それともう1つ……エルミハ区を出発する前にニック司祭が気になることを言っていたんだ」
貴「気になること、ですか…」
ハンジ「うん。…しきりに“奴に気をつけろ、奴は悪魔だ、人類の敵”とね」
貴「“奴”………」
ハンジ「そう。…その“奴”は全ての歴史を知っていて、永遠に生き続けている…喋ることも死ぬことも許されない…“奴”は悪魔だ」
貴「ウォール教は相当その“奴”を怖がっているようですね」
ハンジ「詳しい人物像については聞き出せなかったが、それも新たな1歩だ」
貴「ええ、そのようですね」
どんどん…人類が私へ近づいてくる。
私は微笑みを抑えられ無かった。
ハンジ「ﾊﾊｯ！ほんとに君は可愛いなぁ！！エルヴィンに近くに起きたがるのもよく分かるよ、うんうん」
貴「ハンジ分隊長…苦しいので抱きつくのはちょっと…」
ハンジ「あぁ！ごめんねつい！！さてさて！我々は穴を塞ぎに来たんだった」
しかし、その後…
同じく壁の穴の場所を探していた駐屯兵のハンネスさんの報告で、壁に穴がどこにも確認できなかったことを知り
私たちは一時、トロスト区にて待機することになった。
アルミン「壁に異常が無い…この5年間でなかったことがこんなに一度に起きるなんて」
貴「そう…不思議ね」
アルミン「A…任務ご苦労様」
貴「ええ。そっちも」
サシャ「一体この世界はどうなっちゃったんですかねぇ」
私はアルミンたちと一緒にハンジさん達の後を追うように歩き出した。
本当にここ最近だけで色んなことが動き出してる…
それを楽しんでるのは、ここにいる私だけだろう。
ハンジ「まさか、遂に地下を掘る巨人が現れたのなら大変だ！」
貴「位置を特定するのは困難になりますね」
ハンジ「今はとにかく…ユミルを安全に運ぶことを考えよう」
歩き出した私たちとは別に
ライナーとベルトルトは、何故かエレンを引き止めて…話し込んでいるようだった。
貴「………」
アルミン「Aはどう思う？壁が壊されてないのに壁の中に巨人が現れたことについて」
貴「………」
アルミン「A…？」
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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ！ばんばん更新させて貰いますっ！ (11月26日 6時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月22日 6時
