episode93 アルミンside ページ44
アルミンside
僕の思考は止まらなかった。
リヴァイ「………」
アルミン「へ、兵長…憶測でこんなこと言ってしまってすみませんｯ」
Aを抱えながら前を歩く兵長に僕は咄嗟に謝った。
1番Aと近しいはずの兵長が何も知らないなんて…
もし僕が兵長の立場だったら…自分の想ってる人のことをこんなに言われたらどう思うんだろう…
リヴァイ「いい…続けろ」
アルミン「え…あ、でも…」
リヴァイ「ただの憶測だろ、話せ」
アルミン「は、はい……
アニとの戦闘後、ウォールローゼ内で壁が破壊されたと報告があってウォール教のニック司祭とトロスト区へ向かっていた際に、ニック司祭が話していた内容を覚えて居ますか…？
あの時ニック司祭は言っていた…
＿＿“奴”に気をつけた方がいい
“奴”は悪魔だ。
ヒストリアをどんな手を使ってでも奪い返すだろう。
ニック司祭は何度も“奴は悪魔だ”、“気をつけろ”…そう言っていた。
思い返せばAは前から何故か、ユミルとヒストリアに特別優しかったし…」
リヴァイ「…………」
ジャン「おい…アルミン、そりゃ何の話だ…」
アルミン「…Aはウォール教を死ぬほど嫌ってた…
いつもウォール教が近くに居ると分かるとフードを被ってた…
Aは…ウォール教が恐れるその“悪魔”と呼ばれる人物で
ウォール教の言う“運命”のために、ヒストリアをなんとしても渡さないようにしたかったんじゃ…
それに、エレンが食われるかもしれないってそれも予想していたら
Aにとってエレンも“運命”のために必要な存在…」
ミカサ「アルミン…何が言いたいの…」
アルミン「…ニック司祭はこうも言っていた…
“運命のために、何をするかわからない”…Aにはウォール教が恐れる何か特別な力があるのかもしれない…
Aが手配書にされているのも、
王政がAを恐れているからなんじゃないかって気がする…」
コニー「どういう事だよアルミン…」
アルミン「つまりAは……
僕たちの………」
リヴァイ「アルミン」
アルミン「！！」
リヴァイ「もういい」
近くの川沿いに着いたところで
リヴァイ兵長はAをそっとおろしてその顔を撫でた。
アルミン「すみません……兵長」
リヴァイ「気にするな…俺が話せと言ったんだ」
アルミン「…すみません…」
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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ！ばんばん更新させて貰いますっ！ (11月26日 6時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月22日 6時
