episode84 ページ35
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貴「レイス家の情報…ですか」
エルヴィン「あぁ。レイス家の関わった事件等の情報を集めて欲しい」
貴「なぜ私にそんなことを…」
エルヴィン「…君ならできるのではないかと思った。
私はここを動けない、頼めるか？」
貴「しかし、レイス家は貴族…簡単に情報が手に入るとは思えません。それに必ず情報操作というものは関わってくるはずですし。
…それでも必要ならば私が情報を集めましょう」
エルヴィン「助かる。だが、難しいだろうが情報は多いに越したことははない。
それともうひとつ、直接的でなくていい。ウォール教ニック司祭の様子もできるだけ見ておけ。
何か動きがあれば報告を」
貴「………了解」
私はフードを目深にかぶった。
レイスの情報については…この壁内人類として歴史書を漁ってみよう。
いやまあそれはいいとして…なぜ私がウォール教の動きを見てなきゃいけないのよ。
もしわたしの顔を万が一でも見られたら…今までの私の努力が無駄になりかねないわ。
まるで厄介事だらけ…
でも…かなりまずいわ。
レイス家のことを歴史書で調べるのは問題ないけれど…
嫌な予感がしているの。
私はとにかく兵団本部などの歴史書や事件簿を閲覧し、それを書き出した。
調べていくうちに…私はどんどん追い込まれていくような気がしてならなかった。
何が起きるかは分からない…けど、今までワクワクするような怖さじゃないものを感じているのは確かだった。
貴「……ここで調べられるのはここまでね…もう夜が明ける。
少しウォール教の様子でも見に行ってあげようかな」
私はウォール教ニック司祭のいるトロスト区兵舎の前まで来て
ハンジさん達とばったり会って…衝撃的な話を聞いた。
ハンジ「ニックが中央憲兵に殺された」
貴「！！！！」
ハンジ「…私はこの情報をリヴァイたちに伝えに行く。Aは……」
貴「私は…この事をエルヴィン団長に伝えに行きます」
ハンジ「そうだね。そっちは頼んだよA」
貴「はい」
ウォール教ニック司祭が殺された…
中央憲兵に……！！
やっぱりまずいことになってきた…ｯ
王都が動き出してる…中央憲兵は王都の駒…
私についての情報がどこまで知らされているか…
もし…このトロスト区に私を知ってる中央憲兵が居るとしたら…
レイス家のロッド・レイスがエレンとヒストリアを奪うために動いたと考えるしかない…ｯ
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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ！ばんばん更新させて貰いますっ！ (11月26日 6時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月22日 6時
