episode78 アルミンside ページ29
アルミンside
あれから1週間…
僕達は異様な光景を見た。
巨人が巨人を襲う…そして、
突然現れて突然姿を消した真っ白の女型の巨人。
貴「皆で集まって何してるの？」
アルミン「A！エルヴィン団長は…」
貴「大丈夫よ、って言っても片腕は失ったことに変わりないけど」
エレン「お前の腕はどうなんだよ？俺を助けるためにベルトルトに飛びかかって巨人化に巻き込まれたって…」
貴「私のはただの骨折。それにただドジ踏んだだけ、問題ないわ」
エルヴィン団長との話が終わったのか、
通りかかったAは僕らの所に立ち止まって
「大丈夫」と微笑んで壁にもたれかかった。
エレン「俺が攫われる度に、調査兵団は熟練兵士の大半を失っちまった。俺を取り戻すために……」
アルミン「でも帰りには損害が無かった。巨人が僕らを無視してライナー達に向い続けていってくれたからだ。
ライナーに掴まれたAがこうして戻ってきてるのも、鎧の巨人が他の巨人たちに手いっぱいになってたおかげだし。」
アルミン「ただその事でジャンと話していたことがあるんだけど…
あの時、巨人たちにそうさせたのはエレンじゃないの？」
エレン「はあ？！」
ミカサ「あの、白い巨人は……」
アルミン「正確には巨人を操ることが出来る白い巨人をエレンが操ったんじゃないかって…」
ジャン「もちろんただの推測だ。
でもそうでも言わなきゃあの状況は説明出来ない」
白い巨人は間違いなく…あの場でエレンの前でひざまづいた。
そして、向かってくるライナー達の前に立ちはだかり、
アニのような叫びで他の巨人たちをライナー達に向かわせた。
これは、エレンが白い巨人にそうさせるようにしたんだと、僕もジャンも考えたんだ。
ジャン「辛い立場だろうが…死んだ人たちを生かすか殺すかは、お前次第なんじゃねえか？
その代償に見合う価値がお前にあるのか…ウジウジしてる暇はねえぞ」
貴「……」
エレン「あぁお前の言う通りだ…やるしかねえ…！
巨人を操ってやる、ウォールマリアも塞ぐ、ライナーのやつを捕まえて償わせる、それが俺の成すべき償いだ…！！」
貴「……まあ、そんなにみんな思いつめずにいきましょ？
暗い顔していたら、何も近寄ってこないわよ(ふふっ 」
アルミン「あ……」
Aのその一言で
僕らの肩を強ばらせていた何かが…
ストンっと軽くなったように感じた。
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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ！ばんばん更新させて貰いますっ！ (11月26日 6時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月22日 6時
