episode63 ユミルside ページ14
ユミルside
目が覚めると
私は木の枝の上で寝転んでいた。
片腕と片足はまだ修復途中…
どうやら私は生き残っちまったらしいな。
ユミル「………お前ら、なんでここに…」
「起きたか、ユミル」
「………」
ユミル「ライナーにベルトルト…ここはどこだ？森の中か…？」
私は古城で巨人達に殺られてたはずだ…
なぜ今、こんな森の中にいるんだ？
下を見ると数体の巨人がこちらをもの欲しげに見ている。
目の前には…気を失う前には付けていなかったはずの立体機動装置をつけたライナーとベルトルトがいる。
なんだ…この状況は…？
どういう状況だ…？
ライナー「ユミル、今はゆっくりしてるといい」
ユミル「はぁ？この訳わかんねえ状況でゆっくりしろだァ…？出来るわけないだろ」
ベルトルト「……」
ユミル「まさかとは思うが……お前たちも巨人、なのか？
なるほどな…噂の超大型巨人と鎧の巨人ってのはアンタたちで、私達は連れ去られたってわけ…
巨人化できるこの力についてアンタ達は何か知っている…
そうじゃないと…私の隣にエレンまでいる説明がつかないもんな…」
ライナー「勘が鋭いな…大方その通りだ」
ユミル「それで…私たちを一体どこへ連れてこうって？」
ライナー「それはエレンが起きたら話そう」
ユミル「ﾁｯ…」
私は動揺している割に何故か頭の中はクリアになっていて
なんとなくこの状況を分析できた。
ここはウォールマリア内の巨大樹の森らしい…が
この2人の目的やらなんやらはさっぱりだ。
まあそれは…隣で気絶してるエレンが起きてから聞きゃいい話か……
ベルトルト「ユミル…君は…Aの事を何か知っているのか？」
ユミル「！」
思いがけない質問に私の心臓がドクン…と脈打った。
なぜ…こいつらがAの話を聞きたがる…
ベルトルト「…君が巨人化する前…君はAに“あんたに会えて良かったよ”…そう言った…僕にはそれがただ友達や仲間としての言葉には聞こえなかったんだ…」
ライナー「Aはお前にとってどんな存在だった？
お前あの日Aと倉庫の中で何か話してたよな？
Aは何を考えてるか分からない奴だが…
もしかしたらそうなんじゃないかって思うことがある… 」
ユミル「なんだ…」
ライナー「Aは…
…全ての人類の敵だってことだよ」
ユミル「…………」
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猫まる(プロフ) - 龍亜さん» そう言って貰えてめちゃ嬉しいですっ！ばんばん更新させて貰いますっ！ (11月26日 6時) (
レス) id: 29c4ef9e1d (このIDを非表示/違反報告)
龍亜(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。次の更新も楽しみにしています。(๑>◡<๑) (11月23日 21時) (レス) id: 3f328260d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年11月22日 6時
