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西園「でも、アーティファクトがないんじゃタイムジャンプできないよね…」
貴「ねえ、そのあーちぱくとってなに？」
霧野「お前は話聞いてなかったんだな…;」
神童「つまり、時代を超えるためには向かう時代にあった物が必要なんだ。例えば…その試合のユニフォームとか、チケットとか、だな」
霧野「どうだ？今度はわかっただろ？」
なるほど、と腕を組んで頷いていると
ふと思いついた。
アーチパクトは((霧野「アーティファクトな」
……アーティファクトはとりあえず、飛びたい時間にあったもの！
さすが神童先輩！
分かりやすかった！
鬼道「そうだ、A。お前チケットの半券持ってなかったか？」
円堂「俺たちと行った記念に取っとくって持って帰ったよな？」
松風「え！？そうなの？A」
速水「まさか、そのチケットを今持ってたりは…」
貴「あ、持ってる！！」
浜野「さすがAじゃん！」
貴「んふふっ〜…確かポケットに〜」
剣城「１ヶ月ずっとポケットに入れてたのか？」
貴「たぶんね」
「「「………」」」
私はガザゴソと自分のポケットを漁った。
確かポケットにしまってたはずなんだけど…
貴「あった！ほら！………あ、ありゃ？」
ポケットから取り出した3枚のチケットは
見るも無惨にボロボロになっていた。
あー…そういえばここにいれてるの忘れて洗濯普通にしちゃってたや。
貴「てへっ」
倉間「おいお前！！どうすんだよー！」
貴「くりゃましぇんぱいぃいたいよォ」
倉間「お前なぁ…ポケットのものは毎日出してから洗濯出せよ…」
浜野「倉間ってAといるとママみたいだね」
倉間「は、はぁ？！///////」
錦「顔が真っ赤ぜよ！」
倉間「う、うるせぇ！」
貴「倉間先輩のせーでほっぺ痛い…」
西園「フェイ…このチケットは…」
フェイ「流石に難しい…かも…;」
みんながなぜか希望を失っていたその時
ウィーン…と部室のドアが開いて青い髪の救世主が現れた！
風丸「なんか大変なことになったけど大丈…夫…か…って、どうした？」
貴「一兄！！」
風丸「お、おう？どうした？」
貴「一兄、この前の親善試合のチケット持ってるでしょ！」
風丸「あぁ、持ってるけど…それがどうした？」
貴「ちょーだい！」
風丸「別にいいけど…なぜ」
貴「いーから！」
「「A…;」」
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作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月21日 3時
