193 ページ46
No side
＿＿＿X月X日
イナズマジャパンがFFI優勝を果たした、4年後
彼らの妹である美神Aはお日様園で基山ヒロト、緑川リュウジとともに過ごしていた。
貴「ヒロト兄ー！リュウジ兄ー！おっはよー！サッカーやろー！」
ヒロト「うぅ…A…朝から大声はきついよ…」
リュウジ「…だめだ…徹夜明けの今はちょっと…」
貴「もー！上の学校いってから兄たちAにつめたい！もーいいもん！ひとりでやるー！」
時計は朝の6時を示していた。
Aはサッカーボールを抱えて、近所の公園に向かった。
Aの1日はサッカーで始まり、サッカーで終わる。
普段はお日様園の誰かと一緒にサッカーをするのだが、
今日はみんなから断られてしまったようだ。
貴「兄たち最近全然サッカーしてくれなーいなー」
Aの兄たちは現在は大学生となった者や社会に出た者もおり
みんなが忙しくしていた。
お日様園に住む基山ヒロトや緑川リュウジは大学に通いつつ、吉良財閥を継ぐための勉強に励んでいた。
Aは愚痴を零しながらも、サッカーボールを追いかけた。
貴「あたしもはやく必殺技できるようになりたいな〜」
高く蹴りあげたボールに向かって飛んだ彼女は
ボールよりも高くジャンプしていた
ボールは彼女の足に吸い付いたように彼女とともに舞う
そんな彼女の姿は通り過ぎる人々を魅了した。
まるで舞を踊っているかのような華麗なボールコントロール。
「…素晴らしい」
この男も彼女のサッカーに魅了された1人であった。
「君、名前は？」
貴「？…美神Aだよ、おじさんは？」
千宮路「私は千宮路大悟、今日から君の主人だ」
貴「？？」
千宮路「共にサッカーを明るい未来へ導こう、これは運命なのだよ。美神Aさん」
Aは何かを感じ取るように彼の目をしっかりと見据えていた。
千宮路「私と共に来なさい、美神Aさん。」
貴「でも…」
千宮路「あなたはもっと強くなれます。さあ、この手を取って」
貴「でも…私にぃーたちに…」
千宮路「あぁ…彼らのことですか」
貴「？？」
千宮路「彼らはきっと苦しむことになるでしょう。これからのサッカーに…
だから、私とあなたでサッカーを救うのです。
サッカーを救うことは彼らを救うことも同然」
Aは千宮路大悟の手を握ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 47人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナギ(プロフ) - フェイくんの一人称がたまに「俺」になってるのが気になります…。 (3月11日 22時) (
レス) @page27 id: e35ef3ea0a (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - みっきーさん» ありがとうございます！そういっていただけると尚気合いが入ります！頑張りますね！！今後もよろしくお願いします！ (2023年3月21日 18時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
みっきー(プロフ) - はじめまして！素敵な作品をありがとうございます。ずっとずっと想像していた話が実際描かれているこの作品が本当にうれしくてたのしくて、いつもワクワクしながら拝見しております。お体に気をつけられて更新頑張ってください!! (2023年3月21日 1時) (レス) @page50 id: 069036dd65 (このIDを非表示/違反報告)
猫まる(プロフ) - 杏子さん» ありがとうございます！めちゃ励みになります！これからもよろしくお願いしますっ！頑張ります！ (2023年3月18日 8時) (レス) id: a3fc242239 (このIDを非表示/違反報告)
杏子(プロフ) - 初めまして、いつも素敵な作品をありがとうございます。実はこの作品が作成された当時から見ていて大人組のボケやツッコミなど楽しみに待っています！主人公ちゃんがこれからどうなってしまうのか、結構気になってます！これからも更新頑張ってください！ (2023年3月17日 8時) (レス) @page43 id: d1bc401926 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：猫まる | 作者ホームページ：
作成日時：2023年3月8日 1時
