私はクパンが嫌いです Part7 (ページ44)

今日:6 hit、昨日:5 hit、合計:67,102 hit

ポカポカページ44

-

｢眠たい...｣

パパの温もりもあってポカポカしてて頭がまだ回っていない

エスクプス｢起きる？｣

｢起きなきゃだよね...ご飯食べなきゃだし｣

エスクプス｢何か作ってあげようか？それならもう少し寝れるよ｣

｢ううん。私も作る...｣

エスクプス｢寝ぼけてる子がキッチンに立つのは怖いな〜｣

｢大丈夫。もう少しで起きるから｣

エスクプス｢先行ってるよ｣

『待って...行かんといて...そばにいて...ほしい...』

若干の日本語は分かるけどまだ全部がわかる訳では無いから"待って"と言ったことぐらいしか分からなかった

エスクプス｢待っとくから起きて。今日は寝起き悪いね｣

｢頭が...起きてくれない...｣

エスクプス｢起きて〜｣

おでこにそっと手を当てると熱い気がした

エスクプス｢玲奈ごめんちょっと髪の毛あげるよ｣

｢うん...｣

俺のおでこと玲奈のおでこを重ねると確かに熱かった

エスクプス｢玲奈ごめんなぁ、起こすぞ｣

｢うん...｣

玲奈を起こしてもなんか視点が安定してなくてボケーッとした感じだった

エスクプス｢熱測ろっか？風邪ひいてるんじゃない？水と薬と体温計持ってくるから｣

『いや...離れたく...ない』

ｷﾞｭｯ

あー、日本語がわかんない
でも服を掴むぐらいってことは離れたくないってことかな？

エスクプス｢キッチンなんて部屋出てすぐそこだよ。熱も計らないとだし水分補給しないと｣

『アンデ！』

The日本語発音で"안 돼(いや)"って全力で言われるとな

エスクプス｢わかったそばにいるから、離れないから安心して｣

｢絶対だよ...｣

俺の服を少しだけ握ったまま目を瞑ってしまった

エスクプス｢まいったな…お粥でも作ろと思ったけど玲奈お粥好きじゃないって言ってたし、辛いものも得意じゃないし｣