レコーディング ページ3
-
日本語曲のレコーディング
うーちゃんの隣でみんな分を見ることになった
ビシバシと発音をしっかりと見て曲調とか色々突っ込んでいこうと決めた。
私は強く決めたのだーー！！！
『よっしゃ！かかってきやがれーー』
ウジ｢は？なんて？？｣
｢え、あ、いや、き、気合いを入れただけ笑笑｣
ウジ｢力みすぎるなよ｣
｢うん｣
そこから何時間もかけて一人一人じっくりとレコーディングをしていった。
｢ちょっと発音が｣
ウジ｢何回させるつもりだよ｣
｢でもどうしても…｣
ウジ｢わかった…。悪いけどもう1回いい？｣
メンバー｢おけ｣
｢……｣
そんな感じを繰り返した。
きっと玲奈の事を初めて嫌ったやつもいるだろう笑
隣にいた俺でさえびっくりしたからな。
携帯の通知にはメンバーみんなが
"玲奈が鬼だ！悪魔だよ！俺たちの可愛い玲奈を返してーー(涙)"
と口を揃えていた。
｢私もレコーディングしてくる｣
そう言ってレコーディング室に入った玲奈だが…
俺らがいいと思ってもなかなか納得しないみたいで
残りのメンバーの収録が終わりそうにないと感じた。
でも玲奈としてはどうしても抜かりなくしたいんだろうな。
いつも以上に
日本アーティストに引けを取らないようにしたいんだろうな
ウジ｢玲奈一旦他のメンバーと変わって。お前今焦っていい声出てない。取り直しても取り直しても変わらないぞ｣
｢……｣
ウジ｢こっちおいで｣
焦っているのは目に見える
これ以上つまらせても玲奈にただ負担をかけるだけだ。
こういう時の適任者は…
クプスヒョンかな？
いや、ヒョンもボロボロに玲奈に言われてるから今はそんな心理状況になれないか
ウジ｢玲奈、この曲にかける思いもわかるけど、自分ができてないって攻めるんじゃなくて周りの声も聞いて欲しい。すごいいい声で歌ってたんだからそこを使おう？｣
｢ごめんなさい…｣
ウジ｢なんで謝るんだよ。いいことだぞ。でも今回だけだからな笑。初めてってことで許してやる｣
｢うん…ごめんなさい…｣
ウジ｢もう謝るな｣
｢うん｣
ウジ｢模索しながら俺らは成長するんだから。玲奈は上手くやってるよ。安心しろ。これが終わったらめいいっぱい羽根伸ばしてきな｣
｢うん｣
ウジ｢ほら、次のやつが来たぞ。しっかりと聞いてやらないと｣
｢うん！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 402人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：恋奈 | 作成日時：2021年8月28日 11時
