ちょっとした修羅場？ ページ20
『先輩！見てみて！！このネックレスかわいい！』
『先輩、それ一口ください！あーん』
『せーんぱいっ、もうすぐショコラフェスですねぇ』
『先輩、どうしました？』
隣を歩くAちゃんは彼氏持ち。え、さっきから危機感無さすぎじゃない？
バレンタインの季節にちなんだ曲が店内に流れ、バレンタインムード一色の中を手を繋いで歩いている俺たち。
デートして、欲しいもの買って、パンケーキを食べて。
気づけばもうすぐ日も落ちる。
『今日はありがとうございました。おかげでいいプレゼントも買えましたし！』
紙袋を両手で大事そうに抱えながら満足そうな笑顔で俺を見るAちゃん
いや、君さぁ朔間さんがいるでしょ！？
『ねぇ先輩、もうすぐ卒業ですね……。』
悲しそうな顔をしてそんなことを呟くAちゃん。うわ、わかってはいたけれど、俺も朔間さんも"卒業"するんだ……。
気づけば先ほどまでの楽しい雰囲気はしんみりした空気へと変わっていた
「Aちゃ………」
「薫くんは何をしてるのかのぅ」
「…っひ、朔間さん」
どこから出てきたんだろうか。本当に建物の影から出てきたみたいにその人は現れた。
このタイミングで朔間さんが登場するとか……。端から見たら俺が女の子泣かせてるみたいじゃん？
「我輩のかわいい彼女を、あ"？泣かせたのか？薫くん？」
朔間さん睨んでくるんだけど、げぇ、今の朔間さんの顔、人殺せるよ。般若もびっくりな顔だからね！アイドルとしてどうかと思う
『れ、零さん！？ちがうの！』
「Aは黙っておれ」
「さ、朔間さん、これには訳が……」
「我輩、言い訳とか聞きたくないんじゃけど」
えー、言い逃れもさせてくれないとか俺、詰みじゃん？
ちらっと、横目でAちゃんを見るけどAちゃんはAちゃんで汗だらだらで目を回してるし……。
『零さん怒らないで……。わ、私が悪いの』
待って、朔間さんその顔で自分の彼女睨み付けちゃうの！？あー、Aちゃんで震えてるよ？もう、見てらんないよ？今にも補食される小動物みたいになってるからね！？
『……プレゼント、買おうと思って。先輩と一緒に選んでたの。』
そういって、朔間さんに先程の紙袋を差し出す。その手は少し、震えていた。
「そうじゃったか。」
朔間さんがAちゃんの耳元で何かを囁いた。
途端に彼女は耳まで赤くなったから愛の言葉でも言ったんでしょ。
俺何見せられてんのかな、げろげろ〜
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朔間零に寵愛されたい小春(プロフ) - りなさん» 作品をお読みいただき、ありがとうございます！嫉妬してるさくまれですね！了解しました (2018年11月29日 7時) (
レス) id: 4e5255ce83 (このIDを非表示/違反報告)
りな - とっても面白いです！零さん好きなのでほんとにありがたい作品です。リクエストで嫉妬してる零さん見たいです！ (2018年11月28日 23時) (レス) id: 8decc9472b (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ猫 - 小春日和さん» すみません取り乱しました(( (2018年2月28日 17時) (レス) id: e4b19f866b (このIDを非表示/違反報告)
アルビノ猫 - 小春日和さん» 待ってますにゃあああ！！！((殴 (2018年2月27日 8時) (レス) id: e4b19f866b (このIDを非表示/違反報告)
小春日和(プロフ) - アルビノ猫さん» ねこ、猫化ですね！了解しましたー！そういえばこの前猫の日でしたね。にゃんにゃん。頑張って書かせていただきます！ (2018年2月27日 8時) (レス) id: ced7647d0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小春日和 | 作成日時：2018年2月22日 17時
