ちょっとズレてる監督生。続。【ツイステ】

六十三話 ページ17

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ーーー教室【1-A】








｢あの、Aサン｣


『あれ！エペルじゃん！！！どったの？』


｢ちょっとお話が……｣









放課後。



昨日あった出来事(大将と晃牙のこと)をほぼフルシカトのマブダチどもに聞かせてたらエペルが教室のドアからひょこっと顔を出した。

相変わらずお綺麗だわ〜！！！！









『これはつまりデートのお誘い………？！』


｢なわけねーだろ自惚れんな｣


『信頼すぎて草』


｢エース。事実だとしても流石に言い過ぎだ。｣


『追い討ちかけんなし』


｢なあ子分！ツナ缶食っていいか？｣


『お前さっきも食ってただろうが！！！！』








てかグリムだけ食べ物の話やん、草。



マブダチどものツン99%にはもう慣れたけどやっぱりムカつくからリドルにオフへされればいいのに(無慈悲)









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ーーーポムフィオーレ寮【エペルの部屋】








『えっと、それで何の用かな？』


｢あのね、その｣









成り行きでやってきてしまったエペルの部屋。



なんかめちゃめちゃオシャレだし色とりどりで可愛いし、え？何この林檎の形のカーペット？！誰が取り揃えたのか分からないけど女子の私よりも女子力ありまくりなんだが？？？？

可愛すぎるしちゃんと本とか整理されてるしどこを切り取っても完璧すぎるお部屋！！！

私の"汚"部屋とは全く違いすぎる(Aの部屋は書類やら衣装が散らばっていて酷い時は足の踏み場もない)








｢Aサン……？｣


『あ、ああ、えっと、何かな？』


｢じ、実はその、おれ……僕









焼き肉が食べたくてっ…………………！｣









『食べればいいじゃん？』


｢え？｣


『は？』









私の言葉に目をぱちぱちさせるエペル



え？？逆になんで食べちゃダメなの？？？ポムフィオーレ寮では肉も食べじゃいけないの？？？ベジタリアンなの？？？草食系男子(笑)なの？？？


確かにウチのセナも高カロリーな食べ物は摂取しないよう徹底してるけど、焼き肉はこの間Knightsのみんなで行ってたよ？


アイドルって体型管理も大切だけど、中にはもしや食べ放題が趣味なんじゃないか？って思うくらい行ってる子達もいるし……







｢ヴィルさんが、焼き肉はダメだって…｣







ああ成程ね(納得)


エペルの言葉に秒で納得した私はすぐさまエペルの腕をひいてポムフィオーレ寮を飛び出した。

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