とお あまりここのつ。サイドなし ページ19
・
広い空間の中人影がふたつ
｢愛いなぁ｣
そういって寝ている彼女の頭を撫でる
花札の耳飾りをした男性
水平線に沈む太陽の光が
ふたりを包み込むように照らす
窓から風が入り、耳飾りが揺れる
｢辛い思いばかりさせてしまってごめんな
不甲斐なくてごめんな
これからは、沢山愛を囁くからな
君の心を
幸せで満たすから｣
憂いを持った瞳で
心地よく眠る彼女をみつめる
ふと、ドアが開かれる
──ｶﾞﾗｯ
耳飾りの男性が話しかける
｢･･･ありがとうございました、宇髄さん｣
宇髄と呼ばれた背の高い男性は
｢あぁ？別にお前の為じゃねぇよ。
此奴の苦しむ顔が見たくねぇだけだ｣
と嬉しそうに言った
｢宇髄さんってば素直じゃないなぁ｣
｢なんか言ったか？我妻？(圧)｣
｢い、いででで｣
我妻と呼ばれた金髪の男性。
｢Aが起きちゃう･･･｣
｢長かったねぇ、お兄ちゃん｣
｢カナヲ、禰豆子｣
カナヲと呼ばれた女性は心配そうに
寝ている彼女の頭を撫でる
禰豆子と呼ばれた女性は嬉しそうに
この光景を目に焼き付けていた
｢ツヤツヤのドングリいるか？｣
｢伊之助･･･ありがとう(ﾆｺｯ)｣
伊之助と呼ばれた男性は心配そうに
ツヤツヤのドングリを耳飾りの男性に渡す
｢ふふ、良かったわね｣
｢甘露寺さんまで、ありがとうございます｣
甘露寺さんと呼ばれた女性は
頬を赤らめ嬉しそうに微笑んだ
再びドアが開かれる
──ｶﾞﾗｯ
｢やあ、元気かい？｣
｢煩いぞ童磨｣
｢相変わらず辛辣だな〜｣
その声が聞こえた瞬間
ただひとり、耳飾りの少年は
彼らふたりを警戒をする
｢落ち着け阿呆。"もう"唯の人間だ｣
｢･･･すみません。｣
｢そうだよ〜。ねぇ猗窩座殿？｣
｢話しかけるな｣
｢えぇ〜｣
耳飾りの男性に抱きつきながら眠る彼女は
｢･･･ふふっ、｣
嬉しそうに、楽しそうに微笑んだ
────
──
嘗て"鬼"というモノが存在していた
それと同時期から"鬼殺隊"が設立され
遥昔から人を救うため刃を振るった
多くの人々が鬼により失った
親友を
家族を
命を──。
それでも挫けることはなかった
誰もが、鬼にへの憎悪を胸に
刃を振るい続けた
そして、遂に鬼殺隊の夢が叶った
鬼の始祖"鬼舞辻無惨"を討伐した
多くの犠牲を払って──
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 106人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
眠いちゃん - お幸せに炭治郎&夢主ちゃん 後カナヲちゃん良くあれだけですんだなぁ…私だったらシバくよ イケメンとか関係なく (2023年1月5日 2時) (
レス) @page27 id: acdc06f415 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - 桐の花さん» 素敵なコメントありがとうございます！そう言って頂けて嬉しい限りです！ (2021年1月5日 23時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
桐の花 - 初コメ失礼します。とても面白かったです。記憶の戻った炭治郎がイケメンすぎて鼻血が出かけました。読んでいて幸せな気持ちになりました。 (2021年1月5日 23時) (レス) id: 6f6628a406 (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2021年1月4日 13時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
なな - うぅ！悲しい！続き待ってます！！ (2021年1月4日 13時) (レス) id: d2999f1e1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みるくてぃー | 作成日時：2021年1月2日 19時
