検索窓
今日:1 hit、昨日:2 hit、合計:40,269 hit

二十六話 ページ27






「ふふ、約束通り来てくれたんですね♪」




うるせぇ顎飛ばすぞ【ピー】が。

別にアンタの為じゃないんだからね、愛しい愛しいあんずの為なんだからねッ!勘違いしないでよね!

今度アンタのご飯に美味しいトリカブト(有毒植物)をプレゼントしてあげよう。


『ええ、約束は守りますよ。

例えそれが一方的なものであっても、ね?』


殺気を込めてそう言えば悪女は顔を真っ青にしながら尻もちを着いた。


ぷぷぷっ、滑稽だねぇ。

悪いのはアンタだよ、わざわざ私を呼び出して二人きりの時間を作るだなんてねぇ・・・?


「な、なによあんたッ!私に逆らうと大変なことになるわよ?」

『大変なこと?Aちゃんわかんなぁい』


そこから数分くらい悪女のお話(自慢話)を聞いてあげた。私いい子すぎて泣きそう。

私のお父様は〜とかなんとか言ってたけどお館様の方が偉大だかんな?しゃしゃんな。


因みに悪女は顔を真っ赤にして怒ってます(笑)













「____ねぇ!聞いてるの?!」


悪女の自慢話に飽きて本を読んでたら叫ばれた。うるせぇこちとらアンタのせいで寝不足なんだよぶった斬るぞ。


『聞いてますよ〜赤とさかと付き合ったんですっけ?』

「ぜんっぜん違うわ!

お父様が赤色のドレスを買ってくれないの」


知 る か 馬 鹿 野 郎 。


そろそろ急所殴っても怒られないかな?弐ノ型かましても説教5時間フルコースとかならないよね?

もうそろAちゃんの堪忍袋の緒もはち切れそう。


『私は暇じゃないんです。もう宜しいですか?』

「なによなによっ。

私はただあんず先輩に___ッ!」


私はそれ以上は言わせまいとニコッ、と微笑んでみせた。どんな事情があったとしても私の大事な人を悪く言うことは許されない。

そして、私はあんずから笑顔を奪ったアンタのことが許せない。


だから、これは警告。

絶望を知りたくないのなら無視しない方がいいよ。








『____これ以上、私たちに関わるな。』

二十七話→←二十五話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (64 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
174人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

メロン♪ - 更新、無理せずに頑張ってください。 とても面白かったです。 私も鬼滅の刃の夢小説を書いています。 体に気を付けてくださいね? もし、良かったら鬼滅の刃の夢小説を読みに来てくださいね? (2021年11月21日 9時) (レス) id: 89b081aabc (このIDを非表示/違反報告)
みるくてぃー(プロフ) - にゃーちゃんさん» にゃーちゃんさん、素敵なコメントありがとうございます!そういって頂けて光栄です。更新頑張ります! (2021年10月18日 20時) (レス) id: 4a169714af (このIDを非表示/違反報告)
にゃーちゃん - とても面白かったです!!更新楽しみにしてます!! (2021年10月15日 8時) (レス) @page23 id: 6b3efb22b4 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みるくてぃー x他1人 | 作成日時:2021年9月27日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。