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いくら俺が自由になりたいっつっても、
さすがにここ２年ぐらいはよっぽどん時しかやってない。
マジに疲れて息が詰まった時の切り札って感じだったけど、
今回はちょっと特別っつうか必要に迫られてっつうか…
『ねーねーリーダー』
『んー？』
『お願いがあんだけど聞いてくれる？』
最高にキラッキラな目ぇして。
ほんで最高に幸せそうな笑顔。
『んふふ、そりゃお願いによるよ』
一応はそう言ったけどね。
そんな相葉ちゃんのお願い、
断れるわけねぇじゃんか。
何でも叶えたげたくなんに決まってんでしょ。
『樹、描いてくんない？ 葉っぱ抜きで』
最初はなんのこっちゃって思ったけど、
相葉ちゃんが慌てて説明してくれたのをまとめると、
要するに青い色で大きな樹の絵を描いてほしいってことだった。
色と絵の大きさ以外は全部俺の自由。
『来てくれた人に指でスタンプしてもらってさぁ。
そうするとさ、ほら、指の形が葉っぱみたいに見えるじゃん？
…て、美羽さんが(笑)』
あーなるほど。
そういうことね。
『樹、かぁ…』
『うん。ウェディングツリーって言うんだって』
相葉ちゃんと美羽ちゃんの結婚をさ、
心から祝う人らが集まって。
そん時に使う大事な絵ってことやんな。
『んー…』
『あ、ダメ？
ごめん、いいよ無理しなくて』
人間しか描いたことねぇしって迷ってたけどＯＫした。
絵描いて役に立てんのも嬉しかったし、
あの２人が俺に頼んでくれたってのがまず嬉しいじゃん？
それからあっという間に何日か経っちゃって気になってたけど、
ほんでも今日相葉ちゃんの樹を見っけて大体のデッサンもできた。
バランスとかのメドも立ったし、
(じょーでき、だな)
ふふって笑いながら空を見上げた。
今日もよく晴れてんな。
(えーっと？ こっちの方が近ぇか…)
さすがにね、こんな真昼間でも広場に出ると人も多い。
できるだけ目立たずに公園出んには…って全体図を思い浮かべて、
右の林を抜けてくことに決めて歩いてたら、
(……なんだ？)
３本ぐらい向こうの木陰にふっと目が行った。
座ってる女の子の背中。
イーゼルの脚が見えてっから、
そりゃもちろん絵、描きにきたんだろうけど。
(上になんかあっか？)
歩きながらつられて俺も上を見た。
その子がなんか一生懸命空を見てたから。
ラッキーカラー
あずきいろ
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薫子(プロフ) - りりたさん» あっ…続きを読む前にお返事しちゃいましてスミマセン。前のめりで読んでいただけたなんてホント嬉しい言葉をありがとうございます！パート２の方もぼちぼちですが進めてますのでよろしくお願いします(≧▽≦) (2013年11月29日 0時) (
レス) id: 6043de2546 (このIDを非表示/違反報告)
薫子(プロフ) - りりたさん» こんばんはー！ようこそいらっしゃいませ♪コメいつでもお待ちしてますので、ぜひまたいらして下さいね(´▽｀*) (2013年11月29日 0時) (レス) id: 6043de2546 (このIDを非表示/違反報告)
りりた - あれ？変になった。。すみませんm(_ _)m初めて読ませていただきました！！もう、画がリアルに見えるというか、どんどん前のめりで読んでしまいました！！続きを楽しみに待ってます！！ (2013年11月29日 0時) (レス) id: 935dd65730 (このIDを非表示/違反報告)
りりた - こんばんは(≧∀≦) (2013年11月29日 0時) (レス) id: 935dd65730 (このIDを非表示/違反報告)
薫子(プロフ) - ミクさん» 中２ぐらいからじわじわプレッシャーかけられません？私の時はそうだったなぁ…結局ずっと気ぃ抜けないんじゃん！ってブーブー言ってましたよ(｀з´) 素敵な小説、なんて言われると照れちゃいますけど、もうちょいペースアップしてお届けできるように頑張りますね！ (2013年6月24日 18時) (レス) id: e052895b8e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薫子
| 作成日時：2013年4月2日 0時
