全部一番になりたい R.Y (ページ9)

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#8　涼介side　ページ9

土曜日は、精神的に弱くなっていたため

今日、Aの家にきた

インターホンをならした。

ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ

あ「はーい」

いつもの元気な声とは違ってやつれた感じの声で返事をして、

ドアから出てきた

俺はただ話しをしたいだけなのに

Aはそんな状況ではなかった。

そう............Aの腕には.......

リスカの跡がついていた

涼「A、なにしたんだよ。その傷！」

Aは鼻で笑って

あ「あっ、これ、ナイフで切ったの」

今までAの前で怒鳴ったことはなかったが

流石に俺はAに怒鳴った

涼「なんでそんなことしてんだよ！」

あ「何でって？涼介と私が小さかったとき、涼介言ったよねぇ
　

　私と、Aと結婚するって」

あ「私は涼介なしで生きていけない。結局、皆私から離れるんだよ

　本当は私が一番じゃないから」

そうA泣きながら怒鳴った

涼「違う、Aが一番だよ」

あ「嘘だ、本当にそうなら結婚するって言う約束忘れるはずないもん」

俺はそのことを言われたらなにも返せなかった

あ「やっぱり.....そうなんだ....重い女でごめんね」

ﾊﾞﾀﾝ

俺は閉められてもたったままで

あんな白くて綺麗で華奢なAを傷つけることしかできなかった

あのときAを離さないと心で誓ったのに

結局離してしまう

自分に腹が立った。