┃ ページ6
・
・
・
ある者は｢なんて事を言ったんだ｣と、ある者は｢命知らずなやつだ｣と、ある者は｢やっちゃったな｣という目でゲスト忍者チームを見つめる。
尊奈門｢な、なんだ、この淀んだ空気は。……なにか悪いこと言ったかな｣
乱太郎｢あぁ……ついに言ってはいけないことを言ってしまった……｣
尊奈門｢え……それどういうこと？｣
その淀んだ空気の中、何かを察知したのかキャプテン達魔鬼が乱入、息子のしぶ鬼を連れて退場した。その場に残ったのは
乱太郎｢"美人"という課題をクリアした保健委員会の勝利に疑問を持つということは、それはつまり、｣
数馬｢伝子さんの美を疑うこと……｣
尊奈門｢だ、だって、誰がどう見たって
｢アレとは何よ……アレとは……！｣
尊奈門｢ん？……ギャーっ！｣
尊奈門の後ろにはいつの間にか顔のデカい……じゃなかった、顔を大きく(物理)して怒っている伝子さんが。
尊奈門｢や、山田伝蔵ーっ！｣
伝子｢伝蔵じゃないわよ！伝子さんとお呼び♡｣
尊奈門｢ウギャーッ！！｣
耐えきれなくなったのか、タソガレドキの来賓席へと逃げる尊奈門。そこには黄昏甚兵衛と側近の三人。
雑渡｢お嬢さんに失礼だぞ、尊奈門｣
尊奈門｢ご冗談を！おじょ！？どこをどう見たらお嬢さんに見えるんですか！？｣
雑渡｢お前、殿に逆らう気か｣
尊奈門｢殿に？まさか！｣
雑渡｢殿のお言葉を思い出せ｣
黄昏甚兵衛は伝子さんに向かって｢お嬢さん｣と言っていた。タソガレドキが持参したお弁当のはやらがコース上に散らばった時だ。
雑渡｢殿が伝子さんをお嬢さんと認めておられるのだ。お前がそれに逆らうな｣
尊奈門｢ッ〜しかし！｣
雑渡｢文句なら文書で提出しろ｣
ここまでちゃんとしたタソガレドキの上下関係でのやり取りをみるのは初めてだったからつい、まじまじと見てしまった。果たして尊ちゃんは文書を提出するのか否か……。
さて、これで失格理由は出揃った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 438人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼葉碧(プロフ) - 春さん» わざわざpixivからお越しくださりありがとうございます！ストーリーはこちらの方が少し進んでいますので少しでも頂けたら幸いです……！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
春 - モブと色を見てpixivから飛んできました！まさか占ツクでUPされていたとは…即お気に入りさせていただきます！ (2020年9月10日 21時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年8月18日 18時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 主人公の性格がドストライクです。更新楽しみにしています。久々知兵助君と利吉さん格好いい！！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ad1a18fb4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 凛@昆布教さん» ありがとうございます〜！新たな沼のきっかけになれたなら嬉しいです(^ω^) (2020年8月10日 22時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年7月18日 15時
