┃ ページ25
・
・
・
ユキ｢競技終了！玉の集計に入ります！｣
カゴの下に座り込む忍たまたち、皆涙と鼻水で顔が酷いことになっている。よくあれで玉入れ続けたな……
彦四郎｢すみません、ちょっといいですか｣
『彦四郎。……はいマイク』
彦四郎｢PTA席の佐竹さん。親の口出しで退場です｣
『ブッ』
佐竹さん……虎若のお父上か。さっきの銃声って佐竹鉄砲隊のだったのか。そりゃ精密な射撃が出来るから誤って生徒を打つようなことはないだろうけど危ないのでダメです。
『玉入れの結果は……無効？』
金吾｢赤のカゴに白玉が、白のカゴに赤玉が同数入っていたので両者失格です！｣
『……ということで最終結果は一年生が十一点、二年生が二点、三年生が四点、四年生が六点、五年生が二点、六年生が九点、ゲスト忍者チームが一点。よって一年生の優勝です』
ユキ｢一年生にはご褒美として夏休みが五日間追加されまーす！｣
｢｢｢やったあ〜〜！！！｣｣｣
夏休み……もう今年のは終わったから来年の、ってちゃんと分かってるのかな。来年にはみんな忘れてたりして。
学園長｢これにて大運動会を閉幕する！退場行進！｣
｢｢わ〜〜っ！！｣｣
⋮
『なんかあっという間だったなぁ』
PTA席、来賓席がそれぞれの家、城へ帰宅。私たちは絶賛片付け中だ。上級生が設置した大型の飾りの撤去、下級生は細かい掃除。私はユキちゃんたちとマイクやらの機材の片付けをしている。
ユキ｢そうですねぇ、突然大運動会なんて一時はどうなるかと思いましたけど｣
トモミ｢終わってみるととても楽しかったです！｣
おシゲ｢なんだか残念です｣
『ふふ、そうだね』
長いようで短いような、三回に分けて行われた大運動会。確かに終わってみると少し残念な気もするけど、当分花火で叩き起されることは無いだろうから安心だ。
『そうだ。明日みんなでお疲れ様会しようか』
トモミ｢いいですねそれ！｣
ユキ｢素敵〜！｣
おシゲ｢学級委員長委員会も誘いますか？｣
『う〜ん……一年生だけ？』
ユキ｢またまたぁ！｣
『ははっ』
きっともうすることの無いであろう忍者の運動会。それはモブの思い出の一ページとしてしっかり刻まれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 439人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼葉碧(プロフ) - 春さん» わざわざpixivからお越しくださりありがとうございます！ストーリーはこちらの方が少し進んでいますので少しでも頂けたら幸いです……！ (2020年9月10日 22時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
春 - モブと色を見てpixivから飛んできました！まさか占ツクでUPされていたとは…即お気に入りさせていただきます！ (2020年9月10日 21時) (レス) id: cc81ffe234 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年8月18日 18時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 主人公の性格がドストライクです。更新楽しみにしています。久々知兵助君と利吉さん格好いい！！ (2020年8月16日 22時) (レス) id: ad1a18fb4b (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 凛@昆布教さん» ありがとうございます〜！新たな沼のきっかけになれたなら嬉しいです(^ω^) (2020年8月10日 22時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年7月18日 15時
