44 モブは夏休みに入ります！ ページ47
・
・
・
無事に例の
シナ｢課題はこれね。ちょっと簡単だと思うけど｣
『またまた』
シナ｢今年は
『しょうがないですよ。シナ先生一人ですもん』
本日は終業式。四年生としての一学期が終わり、明日からは夏休みである。
シナ｢そう言って貰えると助かるわ。今からご実家に帰るのよね？｣
『はい。例年通り父から催促の手紙が届いてるので』
シナ｢ふふ。仲良きことは美しきかな、よ。学園は開いてるから夏休み中いつでも来ていいからね｣
『ありがとうございます』
一年のほとんどを過ごすこの学園を離れるというのは少しばかり寂しい。しかし同時に久方ぶりに実家に帰れるという嬉しさもある。
シナ『さて、これくらいにしておきましょうか。またね、Aちゃん』
『はい、また始業式に！』
⋮
くの一教室の敷地を出るとそこには私服に着替えた忍たまで溢れかえっていた。
｢Aせんぱーい！｣
『あ。ユキちゃんたち』
遠くから手を振って近づいてきたのはユキちゃんたち、くの一教室一年生一同だった。いつもの制服も綺麗だけど、みんな各々の私服に着替えているからより華やかだ。
『わぁ、みんな可愛いね！』
｢｢｢ありがとうございまーす！｣｣｣
｢A先輩も、先輩の着物も素敵です！｣
｢お綺麗ですー！｣
『そ、そう……？へへ。ありがとう』
『そうだ、みんなは初めての夏休みだね』
ユキ｢はい！もう一週間前から楽しみで楽しみで！｣
『ふふ、夏にしか出来ないこともあるから楽しんでね。みんなこれから真っ直ぐ家に帰るの？』
｢｢｢そうでーす！｣｣｣
トモミ｢みんな途中まで一緒なんです！夏休み中先輩と会えないの寂しいなぁ……｣
『嬉しいこと言ってくれるなぁ……夏休み明けにまた会おうね』
おシゲ｢はい！……あ、A先輩も一緒に途中までどうですか？｣
『ううん、私は気にしないでみんなで帰りな。くれぐれも気をつけてね』
｢｢｢はーい！｣｣｣
｢A先輩もお気を付けて！｣
『うん、ありがとう』
彼女たちは門へ向かいつつ何度もこちらを振り返って手を振ってくれた。
『可愛いなぁ……』
｢そりゃ後輩は可愛いもんさ｣
『うひっ！？』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 523人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「忍たま」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
蒼葉碧(プロフ) - みむまむにさん» 嬉しいお言葉ありがとうございます〜！ヽ(^0^)ノ (2020年9月23日 8時) (
レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
みむまむに(プロフ) - すごく好きです！前作から引き続きずっと楽しいです！神作をありがとうございます！！ (2020年9月22日 21時) (レス) id: c45f50d5a3 (このIDを非表示/違反報告)
桜舞姫・蝶月姫(プロフ) - そっかぁ、簪の意味分からないかぁ、、、嫌われている所か....ねっ？ (2020年5月22日 20時) (レス) id: fcb098628f (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - nasiremonさん» ありがとうございます〜！´`* (2020年5月15日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
nasiremon - すごく面白いです！！ 伊作先輩と鉢屋がかっこいい！ (2020年5月15日 0時) (レス) id: fa0cba8ed9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2020年3月5日 15時
