�◆敘Δ燭沺曠皀屬亙刃造棒犬�たいだけなのです

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伊作｢みまわりぃ、さいかあい！｣



次に見つけたのは紐に繋いだ丸太で剣術の修行をしている金吾。振り子の要領で上がった丸太が金吾の元へ落ちようとしている。



伊作｢あぶなぁあああい……｣



──ガンッ



金吾｢大丈夫ですか！？｣



結果はやっぱり金吾は無事。伊作は丸太と正面衝突して倒れた。



伊作｢みまわり、つづきぃ……ぅあ、｣

｢｢｢｢伊作先輩！！！！｣｣｣｣

『医者ーーーーーッ！！！！』



こんなドラマみたいなセリフ言うの最初で最後にしたい。



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その結果、伊作は全身に包帯を巻いたミイラ男になった。



伊作｢ってな感じで……すまない、留三郎。君がせっかくいいアイデアをくれたのにこのザマだ。包帯減らなさないようにするのか目的だったのに、僕自身がその包帯を減らす原因になってしまうなんて……｣



とまあ、目に見えて落ち込む伊作。そんなのお構い無しに包帯をクルクルと伊作の体に巻き続ける私と乱太郎。

そもそもこの学園怪我する人多すぎなんだよ。苦無で岩を割るバケモンもいれば指で弾いた石で壁に穴を開けるバケモンもいて、落とし穴掘りまくるやつに毒虫たち。身内に危険因子が潜みすぎだよ。



伊作｢Aちゃん、乱太郎。包帯はもういいよ｣

乱太郎｢え、でも｣

伊作｢貴重な包帯をこれ以上無駄遣いできない｣

乱太郎｢先輩……｣

『……』

留三郎｢伊作……すまない｣

伊作｢留三郎？｣

｢俺が深く考えずに"闘う保健委員会"などと言ったばかりにこんなことに……俺の責任だ、悪かった伊作｣

伊作｢留三郎……じゃあこれからもこの部屋で包帯の歌歌ってもいいんだね！｣



正直この時ズコーッとコケるかと思った。天然か？そういう事じゃないんだよ〜！



留三郎｢そういう話じゃナァーーーイッ！！！！｣



留三郎がバンッと床を叩き、強い眼差しを向けて言った。



留三郎｢その見回る仕事、用具委員会が引き受ける！｣

伊作｢え、いいのかい？｣

留三郎｢同室じゃないか｣



そう言った留三郎の顔はいつもより作画が良かったように思う(気のせい)。間近で見た私は心の中で洪水レベルの涙を流しながら拍手した。

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