12 モブと一家 ページ13
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次に向かったのは火薬委員会に続き安全(だと思ってる)委員会のひとつ。何をしているんだろうか
留三郎｢しんベヱ、喜三太。それこっちに運んでくれ｣
｢｢はあい！｣｣
おっ、いたいた。何を作るのか木材を運び出しているようだ。私は倉庫近くの木の上から見学中だ。
用具委員会。上級生一人、下級生四人のお世辞にもバランスがいいとは言えない委員会だ。先程の髪結い同様、籠城大好きな笑い上戸の彼はまだ居ない。
留三郎｢平太は俺と一緒にこれ運ぶぞ｣
平太｢は、はい……｣
作兵衛｢食満先輩、これはどうします？｣
三年の富松作兵衛が初めての後輩に張り切っているのか、とてもキビキビと動いている。それについてまわる一年生たち。微笑ましいなぁ……。
留三郎｢それは俺が運んどくから作兵衛はそっちを頼む｣
作兵衛｢わかりやした！｣
用具委員会委員長、食満留三郎。平成では一部のファンに｢イケマン｣と呼ばれていた男。私の目下にいる男も確かにイケマンだ。かっこいい。
しんベヱ｢食満先輩、ぼくもうお腹がすいてだめです……｣
喜三太｢食満せんぱあい！ナメクジさんたちがぁ！｣
留三郎｢しんベヱ、我慢だ。喜三太、ナメクジさんは回収しなさい！｣
──ｽﾞﾃｯ
平太｢ぴえっ……｣
作兵衛｢平太！｣
留三郎｢平太っ大丈夫かー！｣
『……』
これも平成ではよく言われていたことなんだけどね、委員会と言うより保育園だよこりゃ。留三郎は保父さんだよ。忍たまとは関わってこなかったからこの間卒業した先代の六年生の中に何人用具委員がいたか知らないけど、この一年生3人に先輩2人は大変だよ……
うーん。どうせ委員会に入らなきゃ行けないんだから人数少ないところや大変そうなところがいいよなぁ。さっきの火薬と用具を一応候補に入れておこう。……あくまで候補だから。
留三郎｢ほらお前たち、もう少ししたら休憩とるから頑張るんだ！｣
｢｢｢はぁい｣｣｣
ここもこれくらいにして次へ行くか。用具委員会、頑張ってね
⋮
留三郎｢…………うちに入ってきたら助かるんだがなぁ｣
作兵衛｢食満先輩、これはどう……どうかしました？｣
留三郎｢いや、人手が欲しいなと思ってな｣
作兵衛｢そうですね。上級生がもう1人居てくれたら……｣
留三郎｢ああ……あっこら喜三太！ナメクジさんを木材に近づけるな！湿気るだろう！｣
喜三太｢ごめんなさあい！｣
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虎目石(プロフ) - とても面白いです。私もこんな素敵な作品が書けるようになりたいです。 (2022年8月9日 12時) (
レス) id: 4030c44317 (このIDを非表示/違反報告)
かすてら - 忍たま！キャラの名前ちゃんとおぼえてないから見直そ…笑 (2020年9月3日 21時) (レス) id: fce6735151 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - 蒼葉碧さん» いつもニヤケながら拝見させていただいてます、応援してます〜！！ (2020年8月30日 7時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 相良さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヽ(^0^)ノお気づきの通り、最初にこちらに投稿してそれを加筆修正したものをpixivの方に投稿しています´`* (2020年8月29日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - もしかしてpixivにも投稿されていますか！？大好きです！！！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年9月23日 10時
