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滝夜叉丸と三木ヱ門は無駄にやる気を出している一方、綾部とタカ丸さんはそうでも無いらしい。おおよそ無理やりここに連れてこられて待ってろと言われていたんだろう。
『わ、私男の人苦手で、』
三木ヱ門｢それも知っている。学園中の噂だからな。だからこそこうやって距離をとったままだろう？｣
待って今の聞き捨てならない。学園中の噂？ジーザス……
滝夜叉丸｢そもそもこうやって私たちといることで苦手が解消されるかも知らないだろう？｣
タカ丸｢拉致してきた時点でそれはちょっと無理じゃないかなぁ｣
滝夜叉丸｢うっ｣
タカ丸さんの冴えたツッコミに全私が拍手した。スタンディングオベーション。もちろん心の中でだけど。
タカ丸｢それにそんなこと言って、二人ともこの子のこと忘れてた癖に〜｣
三木ヱ門｢ヴッ｣
滝夜叉丸｢な、何故それを……｣
『は？』
ちょっとタカ丸さん、そこんとこ詳しく
タカ丸｢予算会議で見かけるまで同じ学年にくのたまがいた事忘れてたって話してたの聞こえちゃったんだ。僕は久々知くんに教えて貰って知ってたけど、同級生を忘れちゃうなんて二人とも酷いね〜｣
｢｢……｣｣
ハハハ、なんて笑ってるけど凄い毒吐いてるの自分で気づいてなさそう……でもありがとうタカ丸さん。
『……帰っていい？』
三木ヱ門｢まっ、待ってくれ！悪かったって！｣
二人のことだから自分に夢中で他のことなんて興味なかったんだろう。
きっと今の私はチベスナ顔。
滝夜叉丸｢頼む！我々が団結するには君が必要だ！｣
『過度な期待はやめて頂きたい！てか何がそう思わせてるの！』
滝夜叉丸｢勘｣
『は？』
正気かコイツ。体育委員会で鍛えられた勘とでも言いたいのか？無言で拳を振り上げた私は悪くない。
そこ！メソメソすな！男だろ！！
タカ丸｢まあ落ち着いて。とりあえず自己紹介から始めようか。お互いをよく知らないのに団結力もなにもないでしょ？君も少しだけでも居てくれないかな、途中でまた何かあったら帰ってくれても構わないから｣
『ハァ、』
ね、と微笑むタカ丸さんはとても眩しくて目が焼けるかと思った。
そんなこんなで押し切られてしまった私はその場に座り込んだ。いつになったら帰れることやら。シナ先生、今日に限って出張なんて……！
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虎目石(プロフ) - とても面白いです。私もこんな素敵な作品が書けるようになりたいです。 (2022年8月9日 12時) (
レス) id: 4030c44317 (このIDを非表示/違反報告)
かすてら - 忍たま！キャラの名前ちゃんとおぼえてないから見直そ…笑 (2020年9月3日 21時) (レス) id: fce6735151 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - 蒼葉碧さん» いつもニヤケながら拝見させていただいてます、応援してます〜！！ (2020年8月30日 7時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 相良さん» 嬉しいお言葉ありがとうございますヽ(^0^)ノお気づきの通り、最初にこちらに投稿してそれを加筆修正したものをpixivの方に投稿しています´`* (2020年8月29日 23時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
相良(プロフ) - もしかしてpixivにも投稿されていますか！？大好きです！！！ (2020年8月29日 21時) (レス) id: 438ba08767 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年9月23日 10時
