最終話 ページ42
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勘「……俺たちそう言う感じの話しましたっけ?」
『してないと思います』
八「利吉さんの目の敵にされるようなことは」
『してないと思います』
おかしいのはこの兄なんです。うちの身内がすみません
利吉「Aが同業者とか言うから」
『勝手に先輩たちを思い浮かべて勝手に突撃しないでくれる?』
誰が先輩たちの誰かと結婚したいとか言ったの
そりゃいずれ同業者になるけどあの発言から焦点あてるのピンポイントすぎでしょ
三郎「ないとは思いますけどAが行き遅れたら私が責任もって貰いますよ」
勘「俺も立候補しまーす!」
利吉「断る」
『なんで兄上が断ってんの』
私知ってる
これ自分の知らないところで自分のことを好きだと言ってくれてる人が居なくなるやつだ
雷蔵「じゃあAちゃんの旦那さんにはどういう人ならいいんですか?」
利吉「………………私より強い奴」
勘「いや壁高ッ」
今の言い方も百歩譲ってって感じだったから本心ではないんだろうな
『こんな事のためだけに部屋に押しかけてすみません……』
兵助「気にするな。慣れた」
『さいでしたか』
絶対慣れなくていいものに慣れさせてしまった
『ほら兄上、部屋に戻るよ』
利吉「ああ。邪魔したな」
全くだよ
兵助「いえいえ、またお待ちしてます」
『兵助先輩ダメですよっ。そういうこと言うとつけ上がりますから。……ほらさっさと出る!』
利吉「はいはい、わかったから押すな」
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side 勘右衛門
嵐のように2人が去った部屋にいつもの静けさが戻ってきた
三郎「それにしても利吉さんのA大好き加減も日に日に増してるな」
八「ありゃ本当にAが結婚したらAも相手も大変だろうな」
雷蔵「どんな人と結婚するんだろうね」
勘「……本当に俺たちの誰かだったりして」
…………。
「「「「ないない!」」」」
なんて笑ってると、戸のほうを見つめたままの兵助が目に入った
勘「兵助、どうした?」
兵助「ん?ああいや、」
──さっさと歩いて!!
──はは、わかったわかった
2人の元気な声がまだ聞こえた
その声に目を細めて兵助は言う
兵助「A……山田家の長女は苦労人だなぁ、って思ってたところ」
勘「……そうだな」
終
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三日月 - おはようございます!いつも楽しみにしてます!朝からすみませんm(._.)m実は私も25日から忍たま小説を書き始めました!もし良ければ見てくれたら幸いです!他の皆様も是非ご覧ください!「忍術学園5年い組には女性がいます」ですのでお願いします! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - アクヤさん» こんにちは、コメントありがとうございます!自己満足と趣味の塊にそのように言って頂けて嬉しいです。頑張ります……!^ ^ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - いつも「面白いな。」と思いながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2019年8月19日 16時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
藤華 - そうですか、わかりました。 (2019年7月17日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 藤華さん» こんにちは。他に書いている短編集ではリク募集をしているのですがこっちではしてないんです…申し訳ないです…! ´・ω・ (2019年7月16日 16時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年6月11日 0時