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次の日の朝
起きてみると兵助先輩と不破先輩はまだ夢の中で、私は文字通り2人に挟まれるように眠っていたようだ
2人を起こさないようにゆっくり部屋を出て自室へ向かうと中には誰もいなくて、
文机に置いてあった紙に「またな」とだけ
後に小松田さんに尋ねると、いつの間にか出門表には兄の名前が書かれていたんだとか
鉢屋先輩と尾浜先輩は大人しく鉢屋先輩たちの部屋で寝たそうだ
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また静か?な日常が戻ったことに少し安心しながら今日も今日とてやることも無く
校庭をブラブラとしていた時だった
「A先輩っ!」
『おやあ。ユキちゃん、トモミちゃん、おシゲちゃん!久しぶり』
忍術学園の華とも言えるくの一教室の仲良し3人組だった
学園の中で一段と華やかな桃色の制服
その可愛らしい制服を着れる彼女を羨んだこともあったっけ
ユキ「お久しぶりです!A先輩、今お暇してました?」
『うん、ブラブラしてたところ』
トモミ「良かったらくの一長屋でお話しませんか?最近話せてなかったのでお誘いに来たんです!」
『わざわざありがとう。じゃあ、お邪魔させてもらおうかな』
おシゲ「よかったでしゅ!そうと決まればさっそく長屋へ向かいましょう!」
『ふふ、そうだね』
普段素敵な友人達に囲まれて過ごしているものの、やはり同性にしか話せないこともある
何より女の子同士の話は止まらなくなるほど楽しい
この可愛い後輩たちなら尚更だ
町のおばちゃん達の井戸端会議がつい長くなるのも頷ける
男ばかりの学園内で食堂のおばちゃんやシナ先生、くの一教室の子達は私にとって先生や後輩だけでなく、大切な友人なのだ
おシゲ「A先輩。このお茶、この間授業で習った茶道のコツを意識して淹れたんでしゅけど……」
『どれどれ、いただきます。……うん、前のも美味しかったけど、今回のはもっと美味しくなってる!ちゃんとコツ掴めてるね』
おシゲ「わあ、よかったでしゅ〜!」
ユキ「A先輩、今度私が淹れるお茶も飲んでくださいね!」
トモミ「私のもお願いします!」
『うん。楽しみにしてるね』
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三日月 - おはようございます!いつも楽しみにしてます!朝からすみませんm(._.)m実は私も25日から忍たま小説を書き始めました!もし良ければ見てくれたら幸いです!他の皆様も是非ご覧ください!「忍術学園5年い組には女性がいます」ですのでお願いします! (2019年8月27日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - アクヤさん» こんにちは、コメントありがとうございます!自己満足と趣味の塊にそのように言って頂けて嬉しいです。頑張ります……!^ ^ (2019年8月19日 17時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
アクヤ - いつも「面白いな。」と思いながら読んでいます!これからも頑張ってください! (2019年8月19日 16時) (レス) id: 64d635022a (このIDを非表示/違反報告)
藤華 - そうですか、わかりました。 (2019年7月17日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 藤華さん» こんにちは。他に書いている短編集ではリク募集をしているのですがこっちではしてないんです…申し訳ないです…! ´・ω・ (2019年7月16日 16時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼葉碧 | 作成日時:2019年6月11日 0時