【忍たま】山田家の長女 2

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三郎｢なるほどな｣





勘｢別に教えるのはいいんだけど……どうして兵助じゃなくて俺たちなの？｣





『兵助先輩？』




勘｢教えるのが嫌とかじゃないよ！？……ただ直属の先輩に聞くのが1番早いだろうに、わざわざ俺たちのところへ来たからさ｣









そういうことでしたか









『隠し武器と聞いて一番最初に思い浮かんだのが二
年で習った寸鉄でして。それこそ兵助先輩に聞こうと思ったんですけど……』






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『先輩』





兵助｢ん？どうした｣





『このあとお時間ありますか？教えてもらいたいことがあるんですけど……』





兵助｢あーごめん、このあとタカ丸さんの先約が入ってて……｣





『タカ丸さん？』





タカ丸｢久々知くんに火薬のことを教えてもらう約束してたんだ〜｣





『なるほど、約束は大切ですから。……兵助先輩も、別の人にあたってみるので気にしないでください』






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『……というわけでして』






勘｢なるほど｣






『鉢屋先輩の使われる鏢刀、尾浜先輩の使われる万力鎖も小型のものなら隠し武器にあたると授業で聞いていたので。もしかしたらお詳しいのではないかと思って訪ねてみたんです』









六年生でも良かったんだけど

得意分野の人に聞いた方がいいかもと








鉢屋｢……なんだ、一度聞いただけでは不安とか言っていた割には結構覚えているじゃないか｣






『………別に、聞いたことのある武器だったので印象に残っただけです』





三郎｢ふうん？｣









……何もやましいことは無いのに恥ずかしい









鉢屋先輩はやたらニヤニヤするし









もしかして人選間違えたかな

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