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2人が駆け寄ってくる。Aが飛びついてきたので持ち上げてグルグルと回す。後ろの3人は何が何だかわからない様子で棒立ちしている。
『委員長……お久しぶりです委員長っ！』
｢ああ、久しぶりA。元気そうだなぁ｣
『はいっ！委員長もお元気そうで！』
｢いっ、委員長、お久しぶりです！｣
｢兵助、お前でっかくなったなぁ。しかも委員長代理だそうじゃないか。頑張ってるな、｣
｢ありがとうございます。手探りつつですけど、なんか｣
顔を紅潮させながら話す2人は外見は変わっても中身は昔のまま、可愛い俺の後輩のままだ。
｢あの〜……その人だあれ？｣
懐かしむ俺たちに声が掛かる。新人の1番でかいヤツ、斉藤タカ丸だった。
｢すみません、僕らだけで盛り上がっちゃって｣
『この方は一昨年の火薬委員会委員長、私たちの先輩ですっ』
｢一昨年の委員長！？｣
｢だ、大先輩……！｣
｢初めまして〜｣
｢初めまして、土井先生に話は聞いてるよ。えっと……二郭伊助、池田三郎次、斉藤タカ丸だな。よろしく｣
⋮
あれからどんどん話が盛り上がってしまい、立ち話もなんだからと食堂へ移動した。
食堂も変わってないしおばちゃんも全然変わってない。おまけに俺のこと覚えていてくれたし……俺泣いちゃう。
｢タカ丸15歳なのか！通りで兵助よりでかいはずだ……｣
｢そうなんですよ〜｣
どんな奴かと思って話を聞けば忍者の勉強が足りないから下の学年に編入だの、積極的に一年生の授業にも参加してるだの……めちゃくちゃ良い奴。
俺の後輩に悪い奴がいるはず無かった。伊助も三郎次もとてもいい子だ。兵助が入学してきた頃を思い出すなぁ……。
｢それで、俺が卒業してからどうだ。色々あったとは思うけど｣
『そりゃあ色々ありました』
｢うおっ｣
さっきまでニコニコとしていたAが一瞬にして真顔になった。なにそれこわい。
｢……委員長、利吉さんはご存知ですよね｣
｢ああ、Aの兄さんだろ？会ったことないけど仕事でもよく名前を聞くよ。その利吉さんがどうかしたのか？｣
｢それが……なんというか……｣
『はっきり言っちゃっていいんですよ、兵助先輩。……うちの兄、馬鹿過保護なんです』
｢馬鹿過保護？｣
山田利吉。忍者界隈で知らない人は既に居ないとすら聞く若手のエリート。1つしか歳変わらないのに凄いなぁとは思ってたけど……そんな人が馬鹿過保護、ねぇ
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
