1 元火薬委員会委員長、学園へ行きます ページ42
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これは、Aが入学した当時火薬委員会委員長を務めていた彼目線のおはなし。
突然だが俺は忍術学園の卒業生だ。学園を出て2年、特別優秀な訳でもない俺は学園の味方側にあるそれなりの城の忍者隊に務めている。
……名前？なあに名乗る程の者ではないよ。そうだ、元火薬委員長とでも呼んでくれ。六年生時に火薬委員会で委員長を務めていたんだ。
最近俺の所属する部隊に部下が配属されてきた。元服したばかりというソイツはしっかりしているようでどこか抜けている。どこか放っておけない感じが学園の後輩たちに重なって学園が恋しくなった、それが昨日。
思い立った俺の行動は早い。今日を急遽休日にしてもらい学園へ来た。あの頃の火薬委員会は俺と後輩3人、五年が1人と三年だった兵助、一年だったAだった。兵助とAはもう五年と三年だ。どう成長しているのかと思うと楽しみで楽しみで……あまり寝られなかったのは秘密だ。
学園へ到着するとさっそく事務員の小松田さんに見つかった。この人俺の在学中からいたけどこんな人だったっけ？何も無いところで転びそうになってたしヘッポコなのは変わってないんだろうけど……なんというか俺を見つけた時の目が只者じゃなかった。一応隠れていたのになぁ。ただ俺を覚えていてくれたのは嬉しかった。
塀から覗くだけにしておこうと思ったけど入門票に名前を書いてしまったので敷地に入った。とりあえずは、と学園長のいる庵へ挨拶をしに行った。相変わらず迷惑な思い付きをしそうな顔だった。
次に職員室へ向かった。俺の担任だった先生は歳も歳だった為に引退されていた。火薬委員会の顧問である土井先生やその同室の山田先生にはお目にかかれた。2人とも変わらず元気そうだった。しかし今年から持った一年生が中々にやんちゃで手を焼いているとか胃を痛めているとか。先生も大変だな。
土井先生が今日の委員会の活動内容を教えてくれた。幸運にもメンバー全員で蔵の整理をするらしい。
どうせなら正面から会いに行こうとも 思ったがとりあえず木の上から観察することにした。ちなみに俺は私服なので見つかったら変人扱いされる。
しばらく待っていると賑やかな声が聞こえた。
｢それで結局町で1番美味しかったお豆腐は……｣
『ハイハイ』
｢お豆腐も程々にね、久々知くん｣
｢お豆腐の味の違いって分かるもんなのかなぁ｣
｢久々知先輩にしか分からなそう｣
あの面影は……兵助とA！
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
