20 小さくなっちゃった ページ21
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利吉｢……A？｣
『うんA。朝起きたら突然体が縮んでいて、原因も解決法も分からずとりあえず学園長にお休みをもらったところ』
利吉｢起きたら突然｣
『一年生の頃の体になっているみたいだから制服を引っ張り出してきて着てる』
利吉｢いちねんせい｣
『父上や土井先生にはさっき会って報告したっ』
聞かれそうな事を矢継ぎ早に話した。
質問攻めって結構めんどくさい。既に同じこと何回も答えてるし。
利吉｢……そうか｣
……おや？
兵助｢(意外と利吉さん冷静じゃないか？)｣
同じことを思ったらしい先輩が小声で話しかけてきた。
『(そうですね。ちょっと怖いくらいです)』
もっとこう、ドカーン！と反応来ると思ったんだけどな。
利吉｢突然ねぇ……摩訶不思議なこともあるもんだなぁ……｣
八｢……利吉さん？｣
三郎｢(なんか様子おかしくないか)｣
『(はぁ、元からおかしい人ではありましたけど)』
雷蔵｢(……何だか利吉さんが可哀想になってきたよ)｣
利吉｢そして……一年生の頃の姿に、ね……｣
段々と声が小さくなっていき、顔も下へ向く。どうしたものかと尾浜先輩が顔を覗こうとした。
勘｢利吉さーん？どうかしま…………あら｣
『……尾浜先輩？』
兵助｢どうかした？｣
声をかけると古い水車のようにギギギと音が聞こえそうな程ゆっくりこちらを振り返った。
勘｢利吉さん…………｣
利吉｢…………｣
勘｢泣いちゃってるよ｣
｢え？｣
利吉｢ウウッ……Aの……一年生のA……グッ……｣
『うわあ』
予想外。
予想外すぎるよ、兄上。
なにも泣くことはないでしょ……
『ちょっと兄上、何も泣かなくても』
利吉｢私が見ることの出来なかった、幻だと思っていたAが目の前にいるんだ……泣かずにいられるか……｣
顔ぐっちょぐちょでせっかくの男前が台無しだよ……。
勘｢(これがシスコンってやつだ……)｣
八｢(改めて見ると凄いな)｣
雷蔵｢(人ってこんなに変わるんだね)｣
三郎｢(想像してたのを遥かに飛び越えて最早面白い)｣
兵助｢(おいおい……)｣
先輩達にこんな言われちゃって。人目を気にしないあたり心が強いんだな。
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Ｍ氏(プロフ) - はっきり言って気になってはいました。でも内容はめっちゃ好きです (2020年1月12日 21時) (
レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - Ｍ氏さん» 私の単なる手癖の誤字です……見つけ次第修正していたつもりなんですが読みにくかったですよね、すみません (2020年1月12日 21時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
Ｍ氏(プロフ) - いきなりすみません。たまに語尾？文末？の後に【ら】と付いているのが気になるのですが... (2020年1月12日 19時) (レス) id: 75c6c8cbc0 (このIDを非表示/違反報告)
ゆっち(プロフ) - 蒼葉碧さん» いえいえおきになさらず(*´ω｀*)あの…もしよければ私も忍たま小説書いているので見てください！『忍術学園５年い組には女性がいます』と『忍術学園の姫様』です！是非読んでください！ (2019年10月15日 5時) (レス) id: 5dc20f7650 (このIDを非表示/違反報告)
蒼葉碧(プロフ) - 風詠さん» 2ヶ月以上も返信出来ていなくて大変失礼致しました！コメントありがとうございました……！褒めていただけてとても嬉しいです(´∀`) (2019年10月14日 20時) (レス) id: 63148b8798 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：蒼葉碧 | 作成日時：2019年5月31日 23時
