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再会は突然に。 ページ2
見たことも無い山の中を、頼りない足取りで歩いているのは、鬼殺隊【癸】の御巫Aだった。
『ここどこぉ…藤の花の家どこぉ…?こんな山奥なわけないよね…遭難?私遭難しちゃったの?』
山中で1人、鬼の討伐に挑んだ彼女の体は傷つき、汚れ、何より疲れ切っていた。自力では歩けないと、太い枝を杖にしながら歩いて。
彼女の鴉ははなかなか懐いてくれなくて、というか方向音痴すぎて呆れたのか、方角を叫ぶことさえ辞めてしまった。
歩き続きて数時間、彼女はようやく人の気配を察知したのだ。
『人だぁ…!』
杖を投げ捨て、草を掻き分け、人の気配がする方に走る。
「ギィィィイイイイヤァァアアア!!お化けえええええ?!」
『ひ、ひ、ひと、し、死んでる、え?え?』
「待ってくれそれは誤解だ!それに善逸!彼女は人間だ!足があるだろう!」
そこには、幼い子供3人と、臆病な善逸と、変に冷静な炭治郎と、
『だ、だってあわ、あわ!』
泡を吹いて倒れている伊之助がいた。
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作者名:。 | 作成日時:2019年8月23日 11時