第１３０話 ページ20
肌や髪の色で差別されることなんて日常茶飯事だ。
それでも今は、いじめはないし＿何より皆がいる。
それでも時々、死にたくなるんだ…。
昔のこと思い出してしまう。もう、済んだ話なのに。今更虚しくなっても、しょうがないのに。
ほんと、弱い。心底馬鹿だ。そんな自分に嫌気がさす。
みんなから愛されているのも、もう嘘に感じられる。
あぁ……自分が自分に感じられない。
気持ち悪い。気持ち悪い……
＿だめだ……満月の夜は、だめだ……ほんとに……
いつものふと思い出すレベルではない。今は、鮮明に思い出してしまっている＿＿
どうしても苦しい気持ちになるのだ。
…せっかく外に出たが、もう歩きたくない。シルクのところに行くのはやめようか。
でも…1人は嫌だ。嫌なんだ……
わがままだなぁ、自分……
あぁ、こんな自分でも……きっと今シルクの家に向かえば、「お前、こんな夜道1人で歩いて…危ないだろ！連絡しろよ！迎えに行ってやったのに…！」って怒ってくれるんだろうなぁ……シルクは。
……本当に、優しい。シルクはなんでそんなに優しいのだろう。
もう、わけがわからない。
こんな弱い私を好きでいてくれる皆も＿訳が分からない…ｯ
…少し考えすぎたな。もう疲れた。
今日はもういい、帰る。諦めよう＿＿
シ「＿＿A？」
A「…シルク？」
シ「ちょっとコンビニ行こうと思ったら……お前、こんな夜道を1人で…危ないだろ！？」
心配そうな顔で私の手を握る。
彼の手は、あたたかかった。
当たり前だ。生きているのだから。
その当たり前が、今の私にとっては……何よりもありがたいことだった。
A「＿あぁ、想像通りだ……ほんとに、優しいよね、あんたは……なんでそんなに私のことを……ｯ」
＿嬉しい。
シルクがいまそこにいることが、ただただ嬉しかった。
シ「……泣いてる、のか？」
A「泣いてねぇよ、あほ…」ｸﾞｽｯ
シ「……金平糖、出てるぞ……」
A「し、知ってるし……」
シ「…ふっ、はははっ……w」
A「……なにわろてんねん……」ﾑｽｯ
シ「おまえ、かわいいかよw」
A「しらんっ！！//」
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魚民のうずら(プロフ) - 甘党美咲@ウオタミさん» ｳｵｵｵｵ嬉しい限りです（泣）お気に入り登録もありがとうございます……！はい！ゆっくりですが頑張らせて頂きます！！ (2020年10月27日 21時) (
レス) id: ccae57f635 (このIDを非表示/違反報告)
甘党美咲@ウオタミ(プロフ) - 初コメ失礼致します！１からここまで全部読みました！めっちゃ面白くてカオス過ぎて笑い転げましたw更新頑張って下さい！ (2020年10月27日 20時) (レス) id: 211bf6e46f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：魚民のうずら x他1人 | 作成日時：2020年5月21日 13時
