─転生33─ ページ35
洞窟の入口、外への通路が近いのだろうか。
洞窟内に苔や雑草が目立ちはじめた。
太陽の光がどこからか届くのか、薄明るくなって来ている。
という事は、今は昼なのかな。
ここに到達するまでに、何度かの戦闘をこなした。
ムカデの化物(エビルムカデ：ランクＢ+)
大きな蜘蛛(ブラックスパイダー：ランクＢ)
吸血蝙蝠(ジャイアントバット：ランクＣ+)
甲殻トカゲ(アーマーサウルス：ランクＢ-)
の４種類に遭遇している。
あの黒蛇は一匹だけだったのか、二匹目には遭遇していない。
皆、強敵だった。
空気の弾丸、一撃で倒した訳だが…
蝙蝠のヤツは何度か空気の弾丸をかわして先輩に噛み付こうとしてたし(ちゃんと阻止しました)、トカゲに到っては角度が悪いと空気の弾丸を弾いた。
油断出来ない。
ムカデの化物は、気配を消して背後から襲い掛かって来たのだが、
『告者』で常に周囲の警戒を行っている私には通じない。
背後に向けての、カウンターの空気の弾丸で一撃だった。
大きな蜘蛛はヤバかった。
虫は苦手ではないけど、大きくなると流石に…。
それに、先輩は虫が苦手だから。
けど、スライムへの転生で心も強化されたのか、逃げる事なく戦う事は出来た。
悪いけど、先輩のために全力で！そう思って、空気の弾丸をできる限り多めに作って木端微塵にしました。
長々と見ていたくない相手だった。
全て先輩が捕食して、スキルを複製させてもらった。
所詮この世は弱肉強食。負けたら相手の糧となるものなのだ。
はっはっはっ!
…先輩がすごい顔をしながら、蜘蛛とムカデを食べてた。
先輩!!男らしい!!
けど、もしゴキブリの魔物とか出てきたら、私達は喰う以前に全力で逃げるだろう。
虫は苦手じゃなくても、ゴキブリだけは無理。
絶対。
ほんとに無理。
勝てる勝てないではないのだ。
この世には、"逃げるが勝ち"という素晴らしい言葉があるのだから。
(色々と)苦労して、入手したスキルは以下の通り。
ムカデの化物…『麻痺吐息』
大きな蜘蛛…『粘糸，鋼糸』
吸血蝙蝠…『吸血，超音波』
甲殻トカゲ…『身体装甲』
こうして、私達は新たな力を手にし、洞窟から地上へと出る事に成功した。
この世界に生まれ変わってから、初めての太陽の光が降り注ぐ場所へと…
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みずいろ - 最近見つけてめちゃくちゃ面白いって思ってたら更新停止してて絶望しました、また書いてくだされば嬉しいです (2022年6月19日 22時) (
レス) @page31 id: 845a2c3650 (このIDを非表示/違反報告)
マイ(プロフ) - 早く続きが見たいです! (2019年9月30日 18時) (レス) id: 7d8cdeb3bf (このIDを非表示/違反報告)
海底歩行 - 霧雪@誤字王女さん» ありがとうございます!!霧雪@誤字王女さんの小説読ませていただきました!!私もボカロ大好きなので、絡めたら最高ですね!! (2019年3月24日 22時) (レス) id: 06380a3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
霧雪@誤字王女(プロフ) - 夢主良いキャラしてんなぁwうちの子と絡ませたいw (2019年3月24日 21時) (レス) id: dcec4ba55e (このIDを非表示/違反報告)
海底歩行 - ありがとうございます! (2019年3月22日 2時) (レス) id: 06380a3ee5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：海底歩行 | 作成日時：2019年3月21日 2時
