トリップしたのは本物の平成のシャーロック・ホームズ【名探偵コナン】リメイクVer.

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ベレッタから出たのは銃弾ではなく花

「へ？」

目が点になるコナンくんと表情を強ばらせたままの哀ちゃん

『驚いたか？
さて、自己紹介といこうか。』

演技をやめて、素に戻る

彼らは私を警戒したままだが、どちらかと言うとコナンくんの方は少し緊張が緩んだようだった


『私の名はA
A・S・ホームズ

君たちとは違う次元から来た探偵だ』

彼らの目が警戒から奇怪なものを見る目へと変わる

『シャーロック・ホームズが実在する世界線と言った方がいいかな』

私はこれを聞いたコナンくんの目がきらりと光るのを見逃さなかった

『さて、
工藤新一くん
宮野志保さん

君たちはこれから話すことを信じてくれるだろうか』

そういった私、救済してきた人の事は伏せて、ここまで来る経緯と目的を説明した

2人にとっては非現実的で信憑性の欠けらもない内容だが、以外にもしっかりと話を聞いてくれた


『最後に、宮野志保さん
君には謝らなければならないことがある

君のお姉さんについてだ』

明美さんについてと聞いた彼女はビクリと体を揺らした

「明美さんのことだよな
彼女は亡くなったよ、俺の目の前で…

あんなに近くにいたのに…!!」


『彼女は生きているよ』


「嘘よっ!!
組織の人間が死体を処理したって…!!」

『その処理をした人間が誰かは聞いたか？』


「まさか…」

『そのまさかだよ』

工藤新一の驚きの表情と期待の目

宮野志保は泣き崩れていた


『アミ…君の妹が泣いているよ』


「ちょっとAさん!!
志保ちゃん泣かせるなんて聞いてないわよ？！」

「あっ、おい！」

「「え？」」






『もう少しぐらいカッコつけさせてくれ…』

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