浮かび上がる疑問 ページ36
「あ、あなたが、あの隠されたスリザリンのま、末裔なんですね…
う、噂には聞いていましたがほほ、本当に存在していたとは…」
吃りのある特徴的な話し方の彼は常に何かに脅えているように見えた
わざとそうしているのだとしたらなかなかの演技力だと思う
『噂…』
そういえば
アルバスも噂がどうとか言っていたが噂について聞いていなかったな
「最もサラザール・スリザリンの血を濃く受け継いだ稀代の末裔が存在する
昔からそういう噂があった
とある人物によりそれが明確な事実だと証明されたのはつい最近のことだ」
『例の秘密の守り人のことか』
突然会話に入ってきたセブルスの話に耳を傾けつつ
クィレルの様子を見る
「は、話によれば…例のあの人を崇拝する魔法使いにお脅されて、ね、寝返ったとか…」
例のあの人とはヴォルデモートのことだろう
あぁ、なんて恐ろしい…と呟いてるクィレルはその話には関与していないようだった
┈┈┈┈┈┈┈┈┈
「み、ミス・スリザリンはど、どどうしてホグワーツに？
ここにいては、危険なのでは…？」
まさか彼から質問してくるとは思っていなかった
丁度いいので少しカマをかけてみる
私が純血主義だったらどんな反応をするのか
『どうしてかなんて愚問だな
アルバスが私をこの学校へ招待してくれたとき純血の身として通わないという選択肢はない
私はサラザール・スリザリンの末裔だぞ』
無理やりな感じはあるがある程度威圧をかけられればいい
ヴォルデモートは純血主義だと聞いた
もし、私が彼側に少しでも付くかもしれないという希望があったとしたら、彼は食いついてくれるだろうか
「し、し失礼しました…
た、確かにあなたには愚問でしたね…」
彼の反応は思っていたものとは違った
目を輝かせるわけでもなく驚いた訳でもない
あれは演技ではなく純粋に怯えていた
彼に純血主義のフリは逆効果だったようだ
『…というのは嘘だ。
私は純粋に魔法を学びたいと思ったからここに来た』
「そ、そうだったのですね」
ほっとした様子を見ると彼への疑いに少しずつ亀裂が入っていった
彼は本当にヴォルデモート側の人間なのだろうかと
ラッキーハリポタキャラ
ハーマイオニー・グレンジャー
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理音(プロフ) - 応援してます！！(*^^*) (2022年9月6日 0時) (
レス) id: d2e2ccbd11 (このIDを非表示/違反報告)
理音(プロフ) - 続き気になります！更新楽しみにしています！ (2022年4月1日 16時) (レス) id: d1bb6ccd48 (このIDを非表示/違反報告)
メカクシ団No.10 - もしかして、カゲプロとハリポタのクロスオーバーですか！？なんて、私得なのだ！楽しみにしてます！ (2020年10月22日 4時) (レス) id: 47ad467e33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：林檎じゃむ | 作成日時：2020年10月12日 22時
