第三話 ページ3
【夢主side】
｢審神者、ですか｣
｢はい。｣
｢ブラック本丸…？とかいうなんかヤバそうな本丸の？｣
「はい」
｢この片田舎の高校生が？｣
「はい」
こりゃ驚いた。
私は片手を頭に手をやり、もう片方の手で彼から渡された審神者について書かれた紙を目線の高さまで持ち上げる。
審神者
それは歴史改変主義者の企むを阻止するために日本刀の付裳神、刀剣男士を率い、歴史改変主義者から歴史を守る職業だ。
この職業に就くにはある程度の霊力と呼ばれる力が必要なのだそうで、その審神者になるための量の霊力を持つ人間は数少ないんだそうだ。
｢で、何で私なんですか？私、別に霊力なんて持ってないと思うんですけど？｣
仮に、持っていたとしてもそんな選ばれるほどではないと思う。
｢はい。持ってます。ブラック本丸をもとに修復できるほどの。｣
にこりとした笑顔。
私はため息をついた。
｢来て下さいませんか？この本丸の刀剣男士を救うために。｣
私はうなずいた。
その人の表情があまりに必死だったというのもあるし、何より、神々が住まう本丸をブラック本丸というものにしたその審神者が許せなかったから。
できることならやる。
選ばれたなら選ばれた人間なりに、使命というものがあると思うから。
｢それでは、しっかりと私の手を握ってください。｣
私は言われたとおり、彼の手を握る。
彼がひと筆書きの星を空に描くと、その星は怪しく光り、かっぽりと門が開いた。
門がひときわ鋭く光る。
その門をくぐるときに確かに聞こえた。
｢私は小狐丸。どうかわが本丸を救ってくだされ。主さま。｣
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愛羅♪(プロフ) - 夜桜 野風さん» コメントありがとうございます！私も同情する審神者はあまり好きじゃないです。正直にお答えいただきたいんですけど…。同情、しちゃってますかね？一度読者様に聞いてみたいことだったのでお答え頂けるととても嬉しいです！ (2018年3月18日 16時) (
レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 野風 - 痛みは怪我してるその子しか味わえないのによくある審神者が「いたかったね」って言ってる同情パティーン正直嫌いなんですけど…これは大好きです!応援してます! (2018年3月18日 10時) (レス) id: b4813fd3d3 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 野風 - あ、これ好みです。(唐突)夢主さんヤバイですね…(色々と)他のと違って良いです!! (2018年3月18日 10時) (レス) id: b4813fd3d3 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅♪(プロフ) - 琴葵さん» ありがとうございます。一回訂正してみますね。更新頑張ります！ (2018年1月16日 14時) (レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
琴葵(プロフ) - 更新お疲れ様です！審判者…あながち間違ってはおりませんが、刀剣乱舞の世界での主は審神者と書いてさにわ、と呼ばれております。一度訂正してはいかがでしょう。審判者ですと色々と意味が違ってきますので…ストーリー展開面白いと思います！更新頑張ってください。 (2018年1月16日 8時) (レス) id: 905678d174 (このIDを非表示/違反報告)
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