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*今も昔も変わらないこの関係【ショパンside】 ページ10

大家さんを旅行に連れていくことが決まった。

なんで僕が?そうも思ったけど、リストの話を聞いて、そんな思考回路は消え去った。

リストは昔から僕を振り回してばっかだ。

でも、それが楽しいと思っていた僕もいた。そのことに気付いたのは現代によみがえって、リストに初めて会った時だった。

女になっていたリスト。かすかに自分の記憶が残っていた。その記憶から、「僕、また振り回されるんだな」って、思った。

けど、それはそれでありかと思った。なんせ、僕は人見知りがひどくなってしまっているようだし、しばらくはリストがいないと生活できないだろうし。

リストと一緒にいて楽しかったから。リストのことを信じてるから。リストと僕の間にはまだ、友情という絆があるから。

ある日、僕はバッハに何かを依頼されたリストを見た。クラクラのライブの舞台袖であるから、二人は小声で、というより、言葉もなく会話を済ました。

なんだろうと思っていると、ライブが終わるとすぐに、リストに連れ出された。

「チョッちゃん。バッハから依頼よ。」

そう言って、リストはバッハに貰った資料の片方を僕に渡した。

「ベートーベンとモーツァルトの回収、バッハは僕達にやらせようとしてるの?」

僕は百年以上前からの友人をしっかりと見た。

友は唇をかむ。そして、一つうなづいた。

「ということは、僕がモーツァルトに思い入れがあることも、リストがベートーベンに思い入れがあることを、バッハは知らないっていうこと?」

僕は念押しするように友に聞く。

「いいえ」

返ってきた声はあっけらかんとしていた。そして、その口角は何かいたずらを思いついたように美しく上がっていた。

「何をするの?」

僕はそのいたずらに乗ることにした。友は僕を傷つけることはしないはずだ。

「音羽館に移り住むの」

何いってんの?

*****

2話と史実をもとにした妄想です。

チョッちゃんとリッちゃんの100年来の友情を、書いてみたくなったのです。

*音羽館とクラシカロイド達1【ショパンside】→←*クラシカロイド’sミーティング5【モツside】



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ヒメちゃん - モツはかわいいし、ベトはなんかツンデレ。なんかたまらないわ。クラシカロイド。(* ∀ *) (2018年9月23日 15時) (レス) id: 5f6a8c1781 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅♪(プロフ) - あんころもち(●´ ∞`●)さん» ありがとうございます!楽しみにしていてくださいね〜!ズバリお聞きします!誰推しですか? (2017年8月20日 20時) (レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(●´ ∞`●) - うおおおお! なんていい子なんだモツはーーー!! ますますモツが好きになりました! 続編楽しみにしてます! (2017年8月20日 18時) (レス) id: 71908c4cef (このIDを非表示/違反報告)
愛羅♪(プロフ) - あんころもち(●´ ∞`●)さん» さあどうでしょう!これからも楽しみにしていただけたらとてもうれしいです! (2017年8月19日 21時) (レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(●´ ∞`●) - これってベト落ちですか?? あっ ネタバレになるならいいです!おもしろいので毎日楽しみにしています! (2017年8月19日 17時) (レス) id: 71908c4cef (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:愛羅♪ | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2017年7月27日 23時

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