*音羽館2【モツside】 ページ4
みんなもそれぞれ歌苗にあいさつをする。それに一つ一つ律儀にこたえる歌苗。ああ、やさしいなぁ、歌苗は。
「ねえ、何で今年は旅行、行かないのー?」
僕はわざと子供っぽく言う。
「行こうよ、旅行〜」
「行きません。」
歌苗がきっぱりと否定する。
「ええ、何で?旅行、楽しいじゃん」
僕が駄々をこねると、歌苗は一つ、大きなため息をついた。
「あのね、旅行はモツが考えているほど簡単に行けないの。去年はたまたま海月んちの別荘が旅行先だったからお金がかからなかったの。誰かさんたちのせいで、この家にお金がないんです!」
歌苗が誰かさんたちを一人ずつしっかりとにらむ。
「ね、誰たち?」
ルー君に耳打ちすると、
「知らん」
とそっぽを向かれた。
「えっ、分かんないの?えっ?」
と、いつの間にかやってきたシュー君が言う。
「ん?」
「なっ」
「ん〜?」
「アガガ…」
そんなに本気で引かないでよ、シュー君。ちゃんと分かってるってぇ。
「あなたもですよ。シューさん」
歌苗もシュー君をしっかりとにらむ。
…いいな、シュー君。名指しされて。
「大家殿!私は働く気があるのです!」
「ん」
歌苗がまたシュー君をにらむ。なんか腹立つ。
「でもシュー働いてないよね」
と思わぬところから助け舟。チョッちゃん!やるね!
チョッちゃんはきらきらとした目を向ける僕を一瞥して、
「大家さん。これ、今回のお家賃」
と茶色い封筒を渡して部屋に戻って行った。
あぁあ。僕もお家賃払いたいなぁ。でも、働くのって面倒だし大変。音楽ならいくらでもあげれるのに。でも、そんな例外を一人でも許しちゃったら、ほかの連中もそうしかねない。そしたら僕たち確実に追い出されちゃう。
どうしよっかなぁ。
僕はこの部屋を去っていく歌苗の後姿を見ながら考えた。
* * * * * *
なんか話がぶれまくってますよね…。すみません…。そして文字数多いうえに詰め詰めで読みにくいですよね…。どこで切ったらいいんだろう…。
そして、何よりも文才がほしい!
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7人がお気に入り
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ヒメちゃん - モツはかわいいし、ベトはなんかツンデレ。なんかたまらないわ。クラシカロイド。(* ∀ *) (2018年9月23日 15時) (レス) id: 5f6a8c1781 (このIDを非表示/違反報告)
愛羅♪(プロフ) - あんころもち(●´ ∞`●)さん» ありがとうございます!楽しみにしていてくださいね〜!ズバリお聞きします!誰推しですか? (2017年8月20日 20時) (レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(●´ ∞`●) - うおおおお! なんていい子なんだモツはーーー!! ますますモツが好きになりました! 続編楽しみにしてます! (2017年8月20日 18時) (レス) id: 71908c4cef (このIDを非表示/違反報告)
愛羅♪(プロフ) - あんころもち(●´ ∞`●)さん» さあどうでしょう!これからも楽しみにしていただけたらとてもうれしいです! (2017年8月19日 21時) (レス) id: 79571655d4 (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち(●´ ∞`●) - これってベト落ちですか?? あっ ネタバレになるならいいです!おもしろいので毎日楽しみにしています! (2017年8月19日 17時) (レス) id: 71908c4cef (このIDを非表示/違反報告)
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