5話 ページ6
Aが友達と外で話してた同時刻、いつもの5人は学生棟の廊下を歩いていた。
「捕縛術だるすぎた…」
「たしかに…」
「松田も萩原も苦手だもんな。」
スコッチが萩原と松田を宥めるように声をかけた。
すると前を歩いていた降谷が急に立ち止まる。急に立ち止まった降谷に伊達はぶつかってしまった。
「おい降谷、急に止まんなよ。」
「可愛い…」
小さく発せられたその言葉は誰にも聞こえることは無かったが降谷の目にはずっと彼女が焼き付いていた。
「どうしかしたか、ゼロ?」
「降谷ー?」
不思議そうに降谷に声をかける4人だが降谷は外をずっと見ていた。なにかあるのか?と思い4人は窓の方を見る。外にはAとその友人が話をしていたのが見えた。
「あ、A」
「めっちゃ楽しそー。」
すると萩原が窓を開けて外にいるAを呼んだ。
「おい!萩原」
「なんだよ。別に呼んだっていいだろ〜!」
「べ、別に構わないが…」
Aを呼ばれた彼女はすぐ学生棟の5人を見つけて手を振り大声で叫んだ。
「あ、降谷先輩〜!」
1番に名前を呼ばれた降谷はまた心が跳ねる。
「何してるんだ、サボりか?」
「松田先輩失礼ですね!今は休憩中ですー!」
「そりゃ失礼。」
本当です。と怒ったような真似をしてまた笑った。
一緒にいた彼女の友人はあの集団だれ?と彼女に声をかけていたのだろう、彼女は5人のことを説明し始めた。降谷にとっては彼女が自分達を友人に説明する姿も可愛くて思わず本音が漏れた。
「可愛い……」
5人の間に沈黙が流れる。
「…お前どうした?大丈夫か?」
「降谷くん重症じゃーん。」
「なんか変なもん食ったか?」
「ゼロ…こんなこと言いたくないが、今のお前も可愛いぞ?」
「……。」
スコッチが最後にそういうと3人はゲラゲラと笑い、そして黙った降谷の方を見た。そういう降谷はA
の方を見て改めて思う。
「やっぱり可愛い…」
そう言って顔を抑える。
その行動をみた4人は重症だと思いながら彼の片思いを応援しょうと変なグループが出来上がっていった。
「噂の降谷先輩だっているよ?あの人が降谷零先輩、かっこいいよね〜!」
ニコニコしながらAは降谷のことを見て友人に説明する。友人は降谷とAを交互に見た。
あれが噂の降谷零先輩なんだと驚きながらもその友人も何かを察したみたいだった。
頑張ってね!と一言付け加えられて友人は彼女を置いて去っていった。
そこには5人と彼女が残された。
819人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてますもう最新しないんですか?出来ればまた、最新して欲しいです頑張ってください応援しています (2021年5月5日 21時) (レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 環奈さん» 本当ですか!?作った甲斐があります!これからもこの作品をよろしくおねがいします(^^) (2018年6月9日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - 警察学校組の作品いっぱい見ましたけど、この作品が一番好きです (2018年6月9日 12時) (レス) id: 7c11cf583b (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いえいえ、どういたしまして。はい、わかりました。続き頑張ってください。 (2018年6月7日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 和美/美香さん» 初コメントありがとうございます!引き続き皆仲良くやっていきたいと思います! (2018年6月7日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ぷっちょ | 作成日時:2018年6月7日 8時