15話 ページ16
「Aじゃーん。ん？その絆創膏どうしたんだよ。」
たまたま木陰にあるベンチに座っていると声をかけられた。
「あ、松田先輩。こんにちはです！」
それそれ、と松田はAが絆創膏を付けているところを指さした。
「これですか？先程の柔道で少し怪我をして…」
「うわ、左手もかよ。え、投げられたの？」
「そーですね。いつもは負けないんですけど…珍しく。そういう松田先輩は何してるんですか？」
えー俺？暇弄んでんの。と松田はにこっと笑った。
「へー。」
「おい、聞いておいてそれかよ。」
「いや、見たらわかるなぁって…痛い！」
松田に頭をスパッと叩かれてしまった。松田もAの隣のベンチに腰掛けた。
「隣いいか？って座ったけど〜」
「ご自由に〜。」
「やっぱりお前、俺に尊敬の意とかねーの！？俺一応先輩だからな！？」
ありますあります。一応ですけどね。とAは怪我をした左手を見ながら言った。
あちこちで蝉が鳴いている。
「Aさ、降谷と俺の扱い違くね？」
「そうですか？一緒だと思いますけど…」
「いや、何か降谷の時は改まってるし…」
松田はその先の言葉を続けなかった。なんですか？気になるので言ってくださいよ松田先輩！とAが松田に問いかけると松田は頭をかきながら話した。
「いや、お前が降谷に気があるのかなぁって…」
「な、な、なんで！？どういう意味！？」
「おい、敬語外れてるぞ。」
「あ、すみません。ってなんで松田先輩にそんなこと言われなきゃいけないんですか！？」
急に立ち上がったAに驚きながら、おいおい、今日のお前キャラ、ブレッブレだな。と笑いながら松田は言った。
「そんなところも降谷は好きなんだろーな。」
「え…？それって…」
Aがどういう意味ですか？と言おうとしたら肩を軽く掴まれた。振り向くと笑っているが怒っているような顔をした降谷がいた。
「まーつーだーー？」
「降谷先輩…」
「げ、降谷じゃーん。」
「ちょっとこい。」
「う、…」
松田は嫌そうな顔をしながらも降谷の方について行った。
「ちょっと待っていてくれ。」
降谷はAにそう言って、松田の首元を掴みながらその場を離れた。
「松田先輩…ご愁傷様です。」
「おい、勝手に殺すなよ！？｣
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夜空(プロフ) - いつも楽しみにしてますもう最新しないんですか？出来ればまた、最新して欲しいです頑張ってください応援しています (2021年5月5日 21時) (
レス) id: 15c1247fea (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 環奈さん» 本当ですか！？作った甲斐があります！これからもこの作品をよろしくおねがいします(^^) (2018年6月9日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
環奈(プロフ) - 警察学校組の作品いっぱい見ましたけど、この作品が一番好きです (2018年6月9日 12時) (レス) id: 7c11cf583b (このIDを非表示/違反報告)
和美/美香 - いえいえ、どういたしまして。はい、わかりました。続き頑張ってください。 (2018年6月7日 20時) (レス) id: 1f2c06e01c (このIDを非表示/違反報告)
ぷっちょ(プロフ) - 和美/美香さん» 初コメントありがとうございます！引き続き皆仲良くやっていきたいと思います！ (2018年6月7日 18時) (レス) id: 358e6d9f8d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぷっちょ | 作成日時：2018年6月7日 8時
