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4時間目 ページ5

どうやら、もうすぐ修学旅行があるらしく。
班を決めて活動を行うのだとか。

……修学旅行、ね。



「探偵社の皆が賛同するかどうかですね」



心優しい皆さんはきっと行っておいでと言葉をかけてくれるのでしょう。
けれど探偵社はただでさえ社員が少ない。というか、異能者が少ない。

もしもの事があってはいけないのだ。



「にゅや?どうしましたか相川さん」



と、タコは隣にやって来た。



「私、修学旅行に行けるかどうか分からないのですが」



「えええ!?あの修学旅行ですよ!?」



楽しみじゃないんですか!?それとも何か大切な用が!?と焦りながら聞いてくるタコは本当に鬱陶しい。



「はっ!そう言えば先ほどの体育の授業、サボっていましたね!?初日早々サボりはいけませんよ!」



「あ、はい」



だって身体動かすのめんどいんだもの。
それにイベント参加や授業は任意。って条件で監視役になったんだから。

やっぱり普通に探偵社で書類仕事してた方が楽だったのかもな。この担任が面倒臭い。



「一々干渉してくるのやめましょうよ、面倒臭い」



どうやらその声は教室中に聞こえていたようで。

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作者名:ててふ | 作成日時:2017年4月12日 16時

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