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2時間目 ページ3

Aside



質問タイム。なんて、必要無いと思うんですけどね。矢張り中学生ですし、全てが全て、訓練という訳にもいかないのでしょう。

まあ私も訓練なんてしたことないですけどね。

さて、私が何故こんな所に居るかを説明しましょう。探偵社員の私が。

ざっくり言うと、監視。
勿論、隣にいるタコには秘密。

政府は探偵社にやって来て、このタコを3月迄に殺 す手伝いをして欲しいと頼んできた。
勿論、中学校でやるんだから、1番年齢がピッタリの私が行く他無いのでしょう。

ただ、一つ言いたいのが、世の中クソだな。って。
いくらターゲットの頼みとはいえ中学生に殺しを頼むなんて、情けないと思わないのか。
この時期が中学生にとって一番大切な人なはずだ。自分で道を選び、自分で歩む。それを決める大事な時期なのに。



「政府は何を考えてるんだか……言いなりになってどうすんだっつーの」



ぽそりと呟いた。

私は暗殺には参加しません。
あのタコを殺そうとしたら、すぐ正体がバレちゃいます。



「はーい!相川さんって、彼氏いるのー?」



と、ふわふわした女の子が質問をした。
ああ、そうだ。今は質問に答えないと。



「残念ながらいません」



作る暇があるなら仕事します。

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作者名:ててふ | 作成日時:2017年4月12日 16時

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