42話 いろぐろ ページ47
いつものように退屈な学校を終えて旭と一緒に下校している時だった。
「なあ、ねえちゃん。ここどこか教えてくれへん？」
関西弁の色黒くんに話しかけられた。年齢は多分コナンくんくらいかな？？
んんんんん？？？ねえちゃん？？？？
「ぶふっ、蓮のこと姉ちゃんだってさ」
爆笑する旭を肘で小突いた
『失礼だけど、僕は男だ。にいちゃんだ！！』
「うそや！こないな綺麗なのに男なわけあらへん」
なんなんだこの子は！！綺麗とか言われなれてないから照れるだろ！！！！
「まあ、綺麗だよな男にしちゃ、蓮は。」
旭まで！！
『僕はおとこだ。世の中には男みたいな女性もいるし女性みたいな男もいるんだよ』
「ま、そんかことはどうでもええわ。俺迷うてしもうて。おかんともはぐれてな」
それを先に言わんかい！！観光客か何かか？大阪弁？いや京都弁？どっちも知らないけど
「蓮、どうする？とりあえず交番かな？」
『いつからお母さんと離れたの？』
「１時間前や。」
１時間も一人でいたのかよ！
『最後にお母さんといたところ何があったか覚えてない？』
「んーと。ホテル！」
『それって米花ホテルのこと？？』
「せやせや！そないな名前やった！！」
「旭、悪いけど僕この子送ってくるから帰り僕の家に寄って零くんに帰り遅くなるって言っといてくれない？？」
「ああ、わかった。一人で平気か？」
『平気平気』
旭と分かれてから、この迷子くんがまた迷子にならないように手を繋いで米花ホテルまで歩き出した。
「俺、服部平次言うねん。ねぇ、いやにいちゃんは名前なんていうん？」
『僕は、如月蓮。平次くんは何どうして東京に来たの？？』
「今年のジュニア全国剣道大会が東京であってな。それにでとったんや。」
『へえ。強いんだ。剣道』
「まあまあやな。」
そんな他愛もない話をして30分くらいたちやっとホテルに着いた。
受付に聞いてみると平次くんのお母さんはまだ帰ってきていないようだった。
『平次くん、一人で待ってられる？？』
「…まだ、いかんといて？」
ズキューーーーーンッ
上目遣いは反則やで平次くん。
「俺、にいちゃんが男やって分かってるけど。俺のタイプど真ん中なんやわ。」
『ませがきだな、ダマされないぞ！！平次くんそうやって何人もの女子を落としてきたんだろ僕は男だ！ダマされないからな！！』
まるで自分への暗示だよ、これじゃあ。
はあ。
続け
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日下部(プロフ) - るーさん» ご指摘ありがとうございます！直しました！！ (2020年5月8日 0時) (
レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - るーさん» ご指摘ありがとうございます！直しました！！ (2020年5月8日 0時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
日下部(プロフ) - まゆさん» とても嬉しいです。これからも頑張ります！ (2020年5月8日 0時) (レス) id: 20ee57f5bc (このIDを非表示/違反報告)
るー - とっても面白い作品でした！ あの、24また会う日までの、 父親が殉死 は、 父親が殉職 の方が適切かと (2020年5月7日 23時) (レス) id: b76d94a80e (このIDを非表示/違反報告)
まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^ (2020年2月12日 23時) (レス) id: 161c6e3e4c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：でくのぼう x他2人 | 作成日時：2018年6月17日 23時
